噛み付き。
これだけ強力な攻撃は他には無い。人間でさえも噛みつけば肉を噛みちぎることができる。
今回は動物の”噛む力”に特化したランキングだ。上位はどんな顔ぶれになるのか、是非見ていってくれ。
※噛む力の単位はPa(パスカル=N/m2)だ。例として、人間の咬合力は110万Pa、60kgの女性がハイヒールで踏んだ時が1200万Paだ。ハイヒールを履いて満員電車に乗る時は人の足を踏まないように気をつけて。
10位 ブチハイエナ 758万Pa
ハイエナと言えば、ライオンから獲物を奪われる可愛そうな動物という印象が強いが、実はトラやライオンよりも強い顎の力を持っている。
ハイエナは死肉をあさることが多く、余すことなく食べるためにアゴの力が強くなったと考えられている。この強靭な咬合力で獲物の骨まで残さずに食べてしまう。ただ、このブチハイエナは獲物の半分は自分で仕留める。時速50kmで数kmに渡って獲物を追いかけ続けることができる。
9位 ハイイログマ 800万Pa
アメリカ大陸に生息しているヒグマの一種だ。四足で歩く時の肩高は1m前後、後ろ足で立ち上がると2mほどで、体重は300kgを超える。クマの仲間は基本的に鼻がよく、獲物を嗅覚に頼って探す。もし見つかると前足にある長く鋭い爪、そして強力なアゴの力による噛みつきにより攻撃してくる。
特に噛む力は人間の7倍もあり、鉄製のフライパンに穴を開ける映像も確認されている。
嗅覚による探索、引っかき、噛みつきどれも特異なグリズリーがいる地域では無闇に森の中に入らない方がいいだろう。
8位.ホッキョクグマ 827万Pa
動物の中でも大きい種類のクマの中で最も大きいのがこのホッキョクグマだ。今まで見つかった中で一番大きいのは、全長3.3m、体重は1トン。ホッキョクグマが大きくなる理由の一つとして、寒い地域に生息していることがあげられる。
可愛い仕草を見せてくれる動物園のホッキョクグマと違い、野生のホッキョクグマは凶暴だ。アザラシやペンギン、セイウチを主食としており、人間を襲うこともある。白くて可愛い見た目でもやはりクマなのだ。
最近は温暖化が原因で北極の氷が溶けてしまい、ホッキョクグマの生活が脅かされている。そのため、人里に出てきて人を襲う事件が多くなったようだ。
7位 ゴリラ 896万Pa
ゴリラは二本足で立つと身長1.7~1.8m、体重は150kg前後。人間の180cmの男性の標準体重が72kgということを考えるととてつもない体格の良さだ。それもそのはず、ゴリラは霊長類最大の動物だ。格闘技のリングネームに霊長類最強とか言われている選手もいるがゴリラにかかれば一瞬でひき肉にされてしまう。しかし、その巨体にも関わらず、臆病で温和な上に、イタズラ好きという何ともチャーミングな性格をしている。
霊長類最大にして最強のゴリラはよく握力が500kg以上あるとか握力が注目されることが多い。あまり注目されていない咬合力だが、実は非常に強く鋭利な犬歯がある。噛む力は人間の約8倍。なぜここまで噛む力が強いのかというと、ゴリラの主食は硬い植物なためだ。樹皮や植物の根っこをすりつぶすために強靭なアゴに進化したのだ。一見必要に見えない犬歯だが、威嚇や雄同士の争いに使っているようだ。
6位 オオメジロザメ 931万Pa
危険なサメTOP3と言えば、ホオジロザメ・イタチザメ・オオメジロザメと言われている。その中でも特に危険なのがこのオオメジロザメだ。体長は最大で4mほど、体重も300kgを超えるサイズ加えて厄介な特徴を持っている。
その特徴とは、海だけでなく淡水の川や湖にも適応できるという点だ。さらに、水深30mまでの浅い場所に縄張りを作って生活しているため、知らずに入ると問答無用で襲ってくる。
そのため、ビーチでオオメジロザメに襲われる事故がかなり多く、他のサメに比べて群を抜いて多い。これまでに記録に残っているだけで少なくとも70件の発生している。さらにアゴの力もさらに大型のイタチザメやホオジロザメよりも強く、一度噛まれると非常に危険な種だ。
5位.ジャガー 1034万Pa
ネコ科で最強と言えばトラだが、意外なことにネコ科最強のの咬合力を保有しているのが、ジャガーだ。単純な咬みつく力だけならトラの2倍、人間の9倍にも達する。
体重は50kg程度とトラの5分の1程度しかないが、体格に比べて頭骨がかなり発達しており頭でっかちな格好をしている。頭が大きい分アゴの力がかなり強く、その咬合力でカメのコウラに穴を開けて食べることもある。
ジャガー以外の猫赤の動物は狩りの際に獲物の喉に噛みつき窒息死させる。しかし、ジャガーはこの発達したアゴの力を使って、獲物の頭部に噛みつき、鋭い犬歯で頭蓋骨に穴を開け脳を破壊して捕まえる。アゴの力を活かした狩りの方法だ。それとも、そのような狩りをずっと続けてきたからアゴが発達したのだろうか?
4位.カバ 1241万Pa
陸上に住む哺乳類の中でアゴの力が最も強いのがカバだ。肉食獣ではなく草食獣がトップということが意外だ。その噛む力は『60kgの人がハイヒールで踏んだ時の圧力』と同じレベルであり、人間の咬合力の11倍にも上る。
巨体に見合った巨大な口には長いもので50cmを超える犬歯が生えており、アゴは150度まで開くことが出来る。この太く長い牙が突き刺さると人間の胴体は原形を留めてはいないだろう。
『カバのパワーは分かった。けどパワーに頼ってもスピードがないと当たらん。』とどこかの人造人間が言っていた。確かにカバは体重が2トン以上あり、短足で、太った体型をしている。しかし、陸上では最高時速30kmで走ることが出来る。※ちなみに世界最速の男ウサイン・ボルト氏は100m走の後半で時速44km出ている。一般人では逃げきることは不可能だ。
3位.アメリカアリゲーター 1465万Pa
北アメリカに住む大型のワニだ。現在計測された最大の固体は全長4.6m、体重450kg。獲物をかみ殺す為だけに特化した美しいフォルム。
さらに、歯が何度も生え変わるというとてもうらやましい能力まで持っている。そのため、『歯が折れるかも・・・』という心配を一切せずにフルパワーで獲物に噛み付くことが出来る。まさに『水辺の王者』という称号がピッタリな生き物だ。
しかし、一つだけ弱点があり、口を閉じる(噛み付く)力はズバ抜けて強いが、開く力はとても弱い。下の画像を見れば分かるが、テープを何枚か重ねて巻くだけで口を開けなくなる。
自然界では口を開けないようにされるという状況が存在しないのでそちらの力は進化しなかったのだろう。
(引用元:quora)
2位.ナイルワニ 3447万Pa
撮影者:Tambako the Jaguar
また、その強力な咬合力は長時間に渡って持続可能で、獲物を噛んで水の中に引き込み、溺れさせるのに役立っています。
1位.イリエワニ 5309万Pa
は虫類で最も大きい種であり、全長は最大で7.0m、体重は1.2トンにもなります。ワニは基本的に体が大きくなるほど、噛む力が強くなる傾向があります。それゆえ体が非常に大きくなる本種は、強力なアゴ力を持つことになります。
イリエワニは全長5m以上になると、ティラノサウルスの咬合力に匹敵するほどのアゴ力を持つと考えられています。これほど強い力を持つにも関わらず、アリゲーターと同様に口を開く力はとても弱く、ダクトテープを2~3枚巻くだけで、全く口を開けられなくなってしまいます。
番外編 タスマニアデビル 咬合力:312万Pa
撮影者:No Dust
タスマニアデビルは小型の有袋類。現在はタスマニア島にしか生息していないが、化石などから昔はオーストラリアにも生息していたとされている。
体長は50~60cm程度、体重は成長しても10kgほどにしかならない。主に死肉を食べるが、生きている動物を襲って食べる姿も報告されている。小さい体の割には頭部が大きく発達しており、死肉の骨までバリバリと噛み砕いて食べる。
基本的に咬合力は体重に比例して強くなっていくものだが、タスマニアデビルはこの軽い体で人間の3倍ものアゴの力を持っている。歯肉を余すところなく食べるための進化なのだろう。
体重当たりの咬合力はズバ抜けており、現在生きている動物の中で一番強い。
まとめ
噛み付く力が強いというのは自然界での強さにおいて重要なファクターだ。噛み付いてもすぐ引き剥がされるようでは獲物をいつまでたっても捕まえられない。
同程度の体格同士の戦闘でも、噛み付いてどれだけダメージを与えられるかが重要になってくるのでやはり咬合力は重要だ。
君も毎日煮干しを食べてアゴの力を強くしよう!
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