世界には美しい花がたくさん存在している。
今回はそんな花の中でも、珍しいものにスポットライトを当ててランキングを作成した。
12位 エキウム・ウィルドプレッティ
原産地:スペイン・カナリア諸島
大きくなると、花の高さが3mを超えることもある。
この美しい外見から、『宝石の塔』とも呼ばれる。
日本では気候の影響で育てるのが困難。
もし実物を見たい場合は、東京ディズニーシーに行けば見ることができる。
11位 ヴィーナスシュー
原産地:ドイツ・バイエルン
蘭の一種であるヴィーナスシューは名前の通りの見た目をしている。
よく見ると女性ものの靴のように見えないだろうか。
見た目通りの名前を付けられた花の一つである。
10位 アリウム・ギガンテウム
原産地:中央~西アジア
アリアウム・ギガンテウムは秋植え球根の一種だ。
1つ1つは星のような形をした小さな花で、無数に終結してまるでボールのような形が特徴。
花は非常に大きく見応えもあるころから人気がある。
アリウムとはラテン語の「ニンニク」、さらにギガンテウムは「巨大」という意味を持つ。
9位 時計草(トケイソウ)
原産地:中央アメリカ・南アメリカの熱帯・亜熱帯域・オーストラリア
トケイソウはユニークな形が時計の文字盤に見えることからなづけられた。
特徴のある美しい花の熱帯植物だ。
熱帯地域を主に500種類ほど存在し観賞用として楽しめる種類のほか、パッションフルーツのように果物として用いられることもある。
8位 ドラクア・シミア
Dick Culbert from Gibsons, B.C., Canada, CC BY 2.0, via Wikimedia Commons
原産地:エクアドル・ペルーの山岳地帯
ドラクラ・シミアは猿に似た花だ。
モンキー・オーキッド(猿の蘭)とも別名呼ばれる。
またドラクア属の花々はコウモリに見えることから、吸血鬼のドラキュラからなぞられて付いたネーミングが付いた。
7位 チューリップ八重・ブラックヒーロー
原産地:地中海沿岸~中央アジア
ブラックヒーローは黒紫色のチューリップだ。
基本的には他のチューリップと同じだが、黒紫というゴージャスな容姿を持つ。
日本では新潟・富山で栽培されている。
6位 サンカヨウ
原産地:日本(北海道、本州)、サハリン、南千島
サンカヨウは、繊細で不思議な花だ。
その理由は雨に濡れると氷細工のようになるからだ。
『引用元:森の父さん花鳥風穴』
雨に塗れる前はただの白い花で高地などやや湿度が高い場所で生える。
花は大変散りやすく、咲いてるところを見るのは大変難しい。
日本にも生えているので運が良ければ見ることができるかもしれない。
5位 フクシア
原産地:中南米~西インド諸島
フクシアは下向きに花を咲かせ、もともとは中南米と西インド諸島などから生まれた花だ。
上品な花姿から「貴婦人のイヤリング」とも呼ばれる。
さらに天使が舞うような姿から、エンジェルズイヤリングとも言わている。
花色は品種によるので、さまざまな色のイヤリングを楽しむことができる。
4位 金魚草(キンギョソウ)
原産地:アフリカ~地中海
金魚草は金魚のような花を咲かせ見た目も華やかで美しい。
茎は年数が経つと木のような質感に変化する。
美しい見た目は花の寿命があるときだけで枯れると気味の悪い「ドクロ」に変化する。
昔はキンギョソウには不思議な力があるとされ魔除けとして使われていたとか。食べると若さと美しさが蘇るとされていた。
美しい見た目からは想像できないグロテスクな花でもある。
3位 眉刷毛万年青(マユハケオモト)
原産地:南アフリカ
花の形が眉刷毛(マユハケ)に似てることと、万年青(オモト)と呼ばれる植物に似た葉っぱをつけることから、眉刷毛万年青(マユハケオモト)と名づけられた。
別名を「ハエマンサス」とも呼ばれる。
名前とユニークな見た目に反して可愛いらしい花を咲かせる。
2位 幸福の木(ドラセナ)
幸福の木と呼ばれる観葉植物。
普通に売ってあるし、そこまで珍しい植物ではない。
だが、この植物は10年に一度だけ美しい花を咲かすのだ。
毎年花は咲かず早ければ2~3年、長いと5~10年の周期で白く美しい花が姿を表す。
「ドラセナ(Dracaena)」の意味はギリシア語で「メスの竜」という意味を持つ。
ドラセナの種類の1つにドラセナ・ドラコと称された植物があるのだが、赤い樹液を流す特徴を持つ。
その樹液は固められて「竜血」として大切にされていた。
そのから由来して「竜血樹(ドラセナ)」という名前がついた。
1位 サイコトリア・ペッピギアーナ
原産地:コロンビア・コスタリカ・パナマ・エクアドル
思わず2度見してしまいそうな魅力的な唇。
実はこれは正真正銘「花」である。
熱帯雨林で生えるこの花はハチドリをはじめ蝶など花粉を届ける昆虫を引き付けるため進化したと言われている。
現在は絶滅危惧に瀕する花で大変希少だ。