怖い場所はホラーゲームだけのものじゃない。
ストーリや展開にメリハリをつけるために、普通のゲームにも一か所は怖い場所が組み込まれているのだ。
今回はそんなホラーゲームじゃないのに怖過ぎる場所があるゲームを紹介していこう。
10位 森の神殿
ゼルダの伝説 時のオカリナ
森の神殿はリンクが大人になって初めに訪れるダンジョン。
グラフィック的には恐怖を求めた感じではなく、人工物が自然に飲みこまれて朽ち果てている神秘的な雰囲気がある。
だが、このダンジョンに恐怖感を覚える人が続出。
理由としては、音楽が寂しくて、深い森の奥に迷い込んだ雰囲気がばっちりと出ていることが上げられる。
ダンジョン内にある、捻じれた廊下も異次元に迷い込んだような恐怖感を醸し出している。
9位 A.D2300
クロノトリガー SFC / DS
クロノトリガーはFFシリーズで有名なスクエアとドラクエシリーズで有名なエニックスが共同開発したゲーム。どちらのいいところも取り込んだ名作だ。
ストーリーはあることがきっかけで世界が滅亡することを知った主人公クロノが時代を行き来して世界を救うという話。ストーリーを進めるうえで過去から未来を旅することになるのだが、世界が滅亡した後の未来が非常に怖い雰囲気を出している。
人間はシェルターにいた少数の生き残りしかおらず、全員が絶望しているようなセリフしか言わない。
地下に逃げ込んだが、ミュータントに追われ続けて精神的におかしくなった人の日記が落ちていたり、
敵も突然変異を起こした気持ち悪い動物か、滅亡後も動き続ける警備ロボットしか出てこない。
BGMも寂しく、恐怖感をあおってくる。
現実でも核戦争が起こればこのような時代がやってくるのだろうか?
8位 シオンタウン
ポケモン初代
ポケモンは発売当初子供たちに一大旋風を巻き起こし、社会現象にまでなった。あくまでも子供たち向けのゲームだ。(今はやり込み要素が増えて大人でも楽しめるように改良されている。)
そんなポケモンにも怖い場所がある。
そう。シオンタウンだ。
シオンタウンはポケモンたちの墓地をメインの産業としている都市のようで、メインの建物であるシオンタワーには数えきれないほどの墓石が置かれている。
ゲームボーイ版のBGMがとても怖く、特にイントロ部分が怖い。街に入った時にこれが流れて来て、急いでポケモンセンターに入った、もしくは自転車に乗ってBGMを切り替えた人は少なくないはずだ。
街の住人たちも結構怖いことを言ってくる。
女の子「あなた ゆうれいは いると おもう?」
選択肢「いいえ」を選択
女の子「あはは そうよね!あなたの みぎかたにしろい てが おかれてる なんて…あたしのみまちがいよね」
シオンタウン内ではあるアイテムを入手するまで、実態が分からない敵が出てきてそれ以上進めなくなってしまう。
7位 闇の神殿
ゼルダの伝説 時のオカリナ
闇の神殿は大人になったリンクが4番目に訪れるダンジョン。”闇”と名前が付いているだけあって非常に怖い雰囲気が出ている。
裏の設定では処刑場ということもあり、ギロチンなどの処刑道具がいたるところに出てくる。
また、ダンジョンの見た目だけでなく、出てくる敵も不気味で気持ち悪い敵が多い。
ゾンビのような見た目の「リーデッド」や包帯でぐるぐる巻きの「ギブド」、このゲームで一番気持ち悪い見た目の「デドハンド」が出てくる。
極めつけはこのダンジョンのボス、「ボンゴボンゴ」。1つ目の巨人で、両手が切り離されている。
ボスの手が切り離されていたり、死体が動いているような敵が多かったり、裏設定の処刑場というのは本当のようだ。
あれだけ善人のような表現がされているハイラル王家もえげつないことをやっていたようだ。
6位 湖の巨像
ワンダと巨像
ワンダと巨像はPS2で発売されたゲーム。独特の世界観と巨大な敵を倒すことに特化したゲーム性が評価され、世界的にも評価が高い作品となっている。
もともと、登場人物が非常に少ない世界になっており、ほとんど人に合うことが無い。これのおかげかとても孤独で寂しい気分になること間違いなし。
その中でも、第7の巨像との戦闘は人間の恐怖心を煽る要素が盛りだくさんになっている。
第7の巨像は龍のような見た目をして水中に生息している。
とてつもなくデカい生物が水中にいるだけで、恐怖がこみ上げてくる。
現実でこのサイズの生物を見つけたら発狂ものだ。
最初は水上から弓矢で攻撃できる。
ある程度ダメージを与えると、巨像のしっぽにしがみついて、背中を移動して頭にある弱点を攻撃しないといけなくなる。
この時、巨像が水面に浮上してくれるか深く潜るかはランダムに設定されているようで、潜られた場合はとても怖い。深いところに引きずりこまれると全く底が見えない上に、水面まで呼吸がもつか分からない。ゲームといえどもかなり心拍数が上がる演出だ。
怖い・・・。
5位 お月さま
ゼルダの伝説 ムジュラの仮面
これは場所というわけではないのだが、 不気味すぎるのでランクイン。ゼルダの伝説ムジュラの仮面のストーリーを軽く説明しておこう。
もの凄い力を秘めた呪いの仮面を無邪気な子供がモンスター化した敵キャラが手に入れる。この呪いの仮面の力を使って月を落下させて町を滅ぼしてしまう。この月が落下するまでの時間を何度もループすることでクリアしていく。
これがムジュラの仮面をかぶった子供のモンスター。
この仮面も恐ろしい雰囲気を出している。
だが、もっと怖いものが頭上に存在している。
落下してくる月が異常に怖いのだ。どの場所からでも見ることができ、どこから見ても同じ表情。ゲームをしている間中頭上にいるというのが怖過ぎる。
しかもゲーム内の時間が過ぎるごとにどんどん近付いてくる。
ムジュラの仮面では視点移動で上を見ないようにしよう。
4位 ピアノの部屋
スーパーマリオ64
マリオシリーズと言えば、陽気な音楽とヒゲ親父が上手くミックスされた絶大な人気を誇るゲームだ。スーパーマリオ64は今まで横スクロールしかなかったマリオシリーズに、360°移動できる斬新さを付けくわえた。
ほとんどのステージは陽気な雰囲気で敵もかわいいやつが多いのだが、「テレサのホラーハウス」だけは違う。
目玉やテレサ、本に棺桶などなど、怖いものが盛りだくさん。
そんな怖いステージの中でも別格の怖さを誇るのが、ピアノの部屋。
一見何の変哲もないピアノに見える。
だが、近づき過ぎると・・・
巨大な口をあけて襲ってくるのだ!
しかもこの時の音量が大きく、知らなかったらおしっこをちびるレベルだ。
もし、まだプレイしたことが無いという人は、この記事で予習できて運がよかったのかもしれない。
3位 仮面の部屋
スーパーマリオUSA
スパーマリオUSAは1988年にアメリカ、1992年に日本で発売されたファミコン用ソフトだ。後にスーパーファミコン用のマリオコレクションにグラフィックやサウンドを強化されて収録されている。
発売がアメリカだったことからUSAの名前がついた。
このことから敵キャラが普通のマリオと異なり、キャサリンやヘイホーなどのアメリカチックな敵キャラが登場する。
中でも異彩を放つのが、仮面だ。
半笑いの仮面は画面内にあるだけでもかなり不快に感じるはずだ。
この仮面は鍵を取ると動き出し、マリオを追いかけてくる。
やっとの思いで外に出られたと安心していたら、なんと外まで追いかけてくるのだ。
このステージをクリアするまでしつこく半笑いで追いかけてくる・・・
2位 幽霊船
Super Metroid(スーパーメトロイド)
スーパーファミコンで発売されたメトロイド。
今の若い子たちにはサムスが出てくるゲームと言った方が分かりやすいかもしれない。
このゲームは全体的に怖い。
前作のメトロイドではラスボスが脳みそだし、古代人は何やら気持ち悪いし、ボスも形が気持ち悪い。
その中で、あえて一番怖い場所を選ぶなら、幽霊船だ。この場所は宇宙船が墜落してできたようで、人魂や心が通っていないロボットたちがうようよといる。
中でも幽霊船のボス「ファントゥーン」は名前からは想像できないほど怖い見た目をしている。
ここまで怖いゲームが一体どの年齢層をターゲットとして作られたのだろうか?
※ホラーゲームではない。
1位 井戸の底
ゼルダの伝説 時のオカリナ
ゼルダの伝説時のオカリナからまたランクイン。森の神殿から闇の神殿と来て井戸の底。雰囲気や出てくる敵は闇の神殿と変わらないのだが、井戸の底を訪れる時は子供時代のリンクであることが上位に来た理由だ。
ギブドやリーデッドから睨まれると子供リンクは恐怖で動きが止まってしまうのだ。動けないのに敵が近づいてくる。
この恐怖は実際にプレイしてみないと伝わらないだろう。
まとめ
十分に怖さは伝わっただろうか?
百運は一見にしかず。
文章を読みまくるよりも、1度自分でプレイしてみてはどうだろうか?