みんな大好きテレビゲーム。
特に男性からの支持が根強いのがRPGというジャンルだ。
RPGの代表作と言えば、ドラゴンクエスト、FFだが、これらの作品にはある共通した敵がいる。
それは正規のストーリーをクリアした後に戦いを挑むことができる『裏ボス』がいること。裏ボスはストーリ上のラスボスよりも数段強く作られていることが多く、全クリした後でも苦戦してしまう。
この有名な2つの作品が裏ボスを導入したために、後に作られたRPGにはほぼ全てに登場する。
そんななかで、「このゲームの裏ボス倒せないじゃないの?」と言われるほど強過ぎる裏ボスがいるソフトが存在している。
単純に設定ミスなのか、それとも努力が足りないだけなのか。
今回はそんな強過ぎる裏ボスたちをランキング形式で紹介しよう。
10位 留まりし思念/KINGDOM HEARTS2.5
キングダムハーツ2ファイナルミックス版の隠しボス。ストーリークリア後に、ディズニーキャッスルの礎の間に行くと、謎の入り口が出現しており、それを調べると戦闘になる。
全身を鎧で固めているので本体を見ることはできない。キーブレードマスターの強い思念が鎧に乗り移ったことで鎧自体が動くようになったという設定。
留まりし思念が使う技の中で最も鬼畜なのはバイクと呼ばれる『ウェイブライダー』。高速で飛び回りながら体当たりしてくる。体当たりだけならリフレクトガードなどで対処できるが、マグネやブリザドとの複合攻撃をしてきたり、ビットでガードを崩してきたりとやりたい放題される。
さらにこの裏ボスの強い特徴はこちら
- 全ボスキャラクタートップクラスのHPと攻撃力
- 着地や攻撃直後のわずかな硬直時間以外には攻撃を受け付けない
- コンボを当てても威力が大幅に軽減される
これらの特徴があることで、事前情報なしに戦っていると、攻撃を受けつけない、何度攻撃してもHPがなかなか減らないということに驚愕するプレイヤーも多く、初見ではかなりの高確率で攻略できない。
一説には1の隠しボス『セフィロス』が余裕言われていたため、製作者側が本気を出したという。そのためシリーズ屈指の高難易度ボスとなった。トラウマになった人も多いようだ。
9位 ヤズマット/FF12
FF12に登場する裏ボス。FFシリーズの裏ボスの中でも2番目に強いと言われている。
ヤズマットが強いポイント
- 通常攻撃は一定確率で即死効果
- HPがFF最高レベルの5000万。5時間以上戦闘を続けてやっと瀕死に追い込めるかというレベル。
- 異常なほど強い全体攻撃
ただ、ヤズマットはハメ技が見つけられている上に、戦いを中断できる。そのため、そこまで強くはないだろという人も多い。
8位 イセリアクイーン/ラジアータストーリーズ
スターオーシャンシリーズやヴァルキリープロファイルシリーズなどで裏ボスとしてお馴染みのキャラクター。作品によって強さが異なり、ラジアータストーリーズに登場するイセリアクイーンは最強の名を欲しいままにしている。
42000という本作品中2番目の体力を誇り、くらえばほぼ即死確定の『ハルマゲドン』を使ってくる。ラジアータストーリーズでは主人公が死ぬとゲームオーバーになってしまうので、主人公はひたすら逃げるしかない。
グラフィックの可愛さに騙された男性プレーヤーが多いはずだ。
7位 ラギュ・オ・ラギュラ/ワイルドアームズ2
ワイルドアームズシリーズの裏ボスとして1から登場しているラギュオ・ラギュラ。1で登場した際は属性攻撃(火や闇など)を防ぐ手段があったため、強敵ではあったが倒せなくはないというレベルだった。
しかし、2では属性攻撃を完全に防ぐ手段が削除されており、『1000000000000℃』(火属性)と『ブラックノヴァ』(闇属性)によってあっさりやられてしまう。
見た目はウルトラマンに出てくる怪獣『ゼットン』に似ていて、確実にインスピレーションを受けているはずだ。
あまりにも強いため、救済策?として、スリープで眠らせることができる。裏ボスで状態以上にかかるのはこいつくらいではないだろうか?
6位 デュラハン/黄金の太陽
フィールドの至る所にいる精霊から手に入れることができるアイテム。手に入れるためには精霊を倒すか、ミッションをクリアしなければならない。
デュラハンと戦うためには、全てのジンを揃えなければ入れない『アネモス神殿』というダンジョンの最奥部に行かなければならない。
デュラハンはHP約15000、さらに毎ターンHP350の自然回復能力付き。軒並み高いステータスに極悪技を兼ね備えている超強敵。特に凶悪なのは以下の通り。
- 魔の接触:複数からHPを奪うドレイン攻撃。ザコからこの技を使われても大したことないのだが、毎ターン350前後のHP自然回復するデュラハンに使われると「デュラハンはHPが最大まで回復した。」と表示されることもある。
- 3回行動:ほぼ全ての裏ボスが持っている複数行動を例にもれず持っている。
- ファルミナスエッジ:電気を帯びた剣で1人を切りつける技。平均で1000を超えるダメージが入る。最大HPが1999の黄金の太陽では、一撃で即死ということもありえる技だ。次に紹介する『ジンヘルストーム』でパラメーターが下がった状態で食らうとどのキャラも確実に即死する。
- ジンヘルストーム:このゲームではジンという精霊をセットしてステータスを上げるのだが、それを強制的に解除する技。要するに丸裸にされてしまう。しかも元に戻るまでに最低8ターン掛ってしまう。
- デスフォーチュン:デュラハンにも良心があったのかという慈悲深い技。数ターン後に一人を即死させる。ただそれだけ。他の攻撃では1ターンで死亡することを考えればなんてことない。
これ以外にも異常な技を使ってくるが、これだけ書けばどれくらい強いか想像できるはず・・・。
5位 真サルーイン/ロマンシングサ・ガ
ロマンシングサ・ガシリーズで最強の名をほしいままにしている裏ボス。事前情報・対策無しで倒すことはまず不可能。SFCのロマンシングサガ、PS2のロマンシングサガ ミンストレルソングで登場している。
真サル―インはそもそも本当の名前ではなく、サル―インという裏ボスに『ディスティニーストーン』というアイテムを10個捧げた状態の物を指す。1個ささげるごとにサル―インの能力値は数段上がるため、10個捧げた真サル―インは異常な強さになってしまう。
真サル―インの特徴は以下の通り。
- HPが素何も捧げていないサル―インの三倍。
- 能力値はほとんど90超え(どれか1つ90越えの敵キャラでも強敵)。魅力と知力はMAX。
- 行動回数が最大4回。
- 『心の闇』という技にいやらしい状態異常がたくさん。
他にも即死効果が付いた攻撃等いやらしい技がたくさんあるが、割愛。王道の全滅パターンとしては、『ゴッドハンド』という異常に強い技を使用してパーティーのうち4人が死亡し、『アニメート』という死者を操る技で4人が操られる。詰んだ。味方には攻撃が一切できない仕様になっているため、操られている味方にフルボッコにされる。
4位 フォルテXX/ロックマンエグゼ4,5
ロックマンエグゼ4と5に登場する裏ボス。
ロックマンというと、アクションゲームという印象だったが、ロックマンエグゼはRPG。
常にマントを使って身を守る『黒いバリア』が展開されていて、普通の攻撃は聞かない。このバリアをいったん剥がしてから攻撃をしないといけない。剥がすには何かしらチップを使った攻撃をしなければならず、ダメージを与えるのも一苦労。
その上4000という異常なHPに、こちらのHPを半分以上容赦なく削る攻撃を放って来る。ロックマンエグゼ最強のボスの名をほしいままにしている。
3位 人修羅/DEGITAL DEVIL SAGA
『倒すためには宝くじの3等に当たるくらいの運が必要。』と言われているくらい強い裏ボス。こいつを倒したことがある人でさえも素直に「運が良かっただけだよ。」と言えるほど。
人修羅が強いポイントはこんな感じ。
- 地母の晩餐:無効・反射・吸収効果という強力なスキルをつけていると戦闘開始直後に『地母の晩餐』 を使用してくる。※『地母の晩餐』はHP上限が3桁(999)の主人公たちに、1万以上のダメージを与える回避不可能の全体攻撃。
- ジャベリンレイン:ジャベリンレインは全体に大ダメージを与え、さらに沈黙(スキル使用不可)にしてくる。毎ターン体力を全回復でもしないとほぼ確実に全滅させられるので、回復スキルの使えなくなる沈黙がパーティ全員にかかるとピンチに陥る。
- ゼロスピード:ゼロスビートは全体に大ダメージを与え、さらに麻痺(命中率大幅減少、被クリティカル確率大幅増加)にしてくる。こちらは大ダメージが強烈。麻痺に関しては回復や能力増加に影響ないのであまり問題はない。
- 銃撃、地変、万能以外の属性攻撃は全て無効
- 手下たちが強力:人修羅は仲魔という手下を常に2体召喚する。手下は全部で10種類いて、それぞれ非常に強力な攻撃を仕掛けてくる。さらに、仲魔を20ターン以内に倒せないと、ドラクエでいうメガザルのような呪文を使い、人修羅を全回復させてくる。
攻略本にも『レベル上げやアイテムで全パラメータをMAXにした後は、運だよ。』と書かれている始末。最初に撃破したという報告が出たのはゲーム発売から1年以上たった後だったというエピソードもある。
ちなみに人修羅を倒したデータをDEGITAL DEVIL SAGA2に引き継げば『アマラリング』というアイテムを入手することができる。全パラメータ+10と強力なので自分こそは強運の持ち主だという人は挑戦してみよう。
2位 ABSOLUTE BIRTUE/FF11
強いところが多過ぎて書くのですら大変なレベル。隠しボスはとりあえず強くしとけばいいだろうという運営側の怠慢が見て取れる。
まず、通常攻撃がプレイヤーのHPの3分の1を削ってくるうえ、これを1度に数発撃ってくる。攻撃の対象になる=戦闘不能確定。
また、『リジェネ』(常に自動的にHPが回復する)が常時掛っており、どんなにこちらの攻撃力が高くても無限に回復されてしまう。
そして、FF11では2時間に1回使える強力なアビリティ、「SPアビリティ」がをプレイヤーは一つ使うことができる。
Absolute Virtueはそのうち15のSPアビリティを、制限なく使用してくる。
例えば、攻撃が全てクリティカルヒットになる『マイティストライク』や、通常攻撃が約4倍の速さになる『百烈拳』など。
そして使用する魔法も強力。プレイヤーが最高レベルに上げてやっと使える魔法のもう1段階上の魔法を使ってくる。だけならまだいいのだが、魔法には『詠唱時間』という発動までにかかる時間が設定されている。プレイヤーが最強の魔法を発動するまでに平均7~8秒かかる。Absolute Virtueはもう一つ上の魔法を詠唱時間0秒で使ってくる。
さらに、ボスにあるまじき鬼畜な行動をとってくる。更に自分を強化するために腕輪を装備するのだ。装備すると通常攻撃の速度はさらに上がり、魔法攻撃力も高くなる。色々装備するのは主人公の特権だったはずなのに!
そしてHPを80%以下まで減らすとメテオ、コメットというffでおなじみの強力な魔法を使用してくる。特に腕輪を装備しているときのメテオは凶悪で、超広範囲に2000以上のダメージを与える。つまり、範囲内にいるプレイヤーは全滅することになる。
本当にこんなのを倒せるのか?といった意見も多く、公式側がAbsolute Virtueを討伐の見本を見せるという異例の試みが行われた。結果、倒すのに18時間かかってしまったという事実が明らかになった。その後弱体化もされたが、それでもやっと倒す事は出来るレベル。
1位 ダイアモンドドレイク/WIZARDRY DIMGUIL
Wizardry DIMGUILに出てくる隠しボス。
RPGにはストーリーの展開上、絶対に倒せない戦闘シーンは多数ある。このWizardryシリーズでも例外ではなく、『絶対に倒せないボス』が存在する。
しかし、こいつは『倒せる』ボスにも関わらず、実質倒せないボスということで最強の名を欲しいままにしている。私はプレイしたことがないのでこのゲームに詳しい人の解説をどうぞ。
- 正攻法で勝つにはレベル2000は必要であり、時間と労力を考えるとほぼ無理ゲー。ゲーム廃人しか倒すことができない。
- 最強の耐久力:メタルスライムみたいに固いくせに、毎ターン100ぐらい回復する。最強魔法すらほとんど効果が無いまた、HP32000は廃ゲーマーの数時間の攻撃に耐えるに十分な量だ。
- 異常な攻撃力:最強防具ですらアルミホイルで銃弾を受けるようなもの、クリア時HP100程度のゲームなのに平気で4桁ダメージが飛ぶ。しかも、最初は護衛だけが前列にでて画面に表示されない後列から攻撃してくる。
- ステータス効果:「レベル16ドレイン」ってリセットしたくなるよね。また追加効果で「即死」のある攻撃を乱発するが、戦闘中に生き返らせる呪文は存在しない。どれだけ廃プレイで鍛えても、石化、混乱、即死、HP一桁+眠りなどの追加効果が嵐のように吹き荒れ、かんたんに壊滅できる。
- 攻略法:弱点や必勝パターンは無い。数年の星霜と果てしない苦行の末、Lv2000を超えるまで鍛えても正攻法で勝てる可能性は天文学的に低い。バグを突いて倒す方法は一応存在するが、それですら簡単な事ではない。護衛すらチート単体だけでも絶望的だが、これに近い強さの護衛が3体いる(護衛単体でもRPGのラスボスや隠しボスより遥かに強い、というかそれがドレイクがでるまでシリーズ最強の隠しボスだった)。4体のくりだす波状攻撃はチート。
(引用元:ACTIVE GALACTIC)
まとめ
どうでしょうか?
やったことが無い人にもなんとなく伝わってくる。
私はゲームをやり込むのが好きな方だが、Lv.2000はちょっと無理かなぁ・・・。