冬季オリンピック正式種目 最速競技ランキングTOP5

冬季オリンピックには様々な競技がある。

フィギュアスケート、スノーボード、スピードスケート、カーリング。

その中でも注目が集まるのが、スピード種目。冬季オリンピックはスキーやスケートなど道具を使っているので、夏季オリンピックのスピードよりも圧倒的なスピードを見ることができる。雪や氷の上を滑走するスピード感が冬季オリンピックの醍醐味だ。

そこで今回は冬季オリンピック正式種目の中で一番速いスポーツをランキング形式で発表しよう。(参考)夏季オリンピック最速のウサイン・ボルト選手の最高速度が44km/h。


目次

5位 スピードスケート 最高時速60km


著作者:KOREA.NET – Official page of the Republic of Korea

スピードスケートはスケートを使って氷の上を滑るスポーツ。スキーのような斜面ではなく、平地で人の能力だけでタイムを競う競技の中で最もスピードが出る競技だ。その最高速度は60kmを超えることもある。

走る距離は500mから10000m(男子のみ)まで様々。もちろん最もスピードが出るのは500mの短距離だ。ゴールの際は体ではなく、スケートのブレードが基準になる。

ちなみに、フライングは2回目にしてしまった選手が失格。1回目にA選手、2回目にB選手がしてもB選手が失格となってしまう。B選手かわいそう・・・。

4位 スキージャンプ 最高時速90km


著作者:tpower1978

スキージャンプと言われるとやはり長野オリンピックを思い出してしまう。船木、原田、岡部、斉藤選手たちが団体で金メダルを獲得したのを昨日のことのように思い出す。当時の小学生たちはみんなスキージャンプのものまねをしていた。

ジャンプ台の上から滑って加速し、踏み切った後に風を全身で受け止めて飛距離を伸ばす。踏み切る直前の速度は約90km。高速道路で手のひらを外に出したらどれだけの風圧を受けているか体感できる。間違っても腕まで出したり、顔を出したりしないように。

3位 スキー滑降 最高時速120km

オリンピックの正式種目であるアルペンスキーの一種。スキー滑降=ダウンヒルはその中でも最もスピードが出る種目だ。スタート地点とゴールの高低差は男子の場合は800m – 1100m、女子の場合は500m – 800mという規定になっている。男子の場合、平均速度が100kmを超え、最高速度は150kmに達することもある。

スピードを出すという競技の特性上、スーツの背中部分にはウレタンのプロテクターが入っており、転倒した際に脊髄を痛めないように考慮してある。これはウルリケ・マイヤー選手の死亡事故など、過去の事故を教訓にして装着が義務付けられた。

2位 ボブスレー 最高時速135km

人がソリに乗って氷でできたコースを滑走するボブスレー。ソリの見た目とその驚くべきスピードから『氷上のF1』と呼ばれている。ソリは前方にハンドル、後方にブレーキを備えているが、ブレーキはゴールした後に停止するためのもので、滑走中は使用が禁止されている。

競技で使われるコースの全長は1,435m。このコースを時速約140kmで疾走する。その時の迫力は他の競技には無い。

ソリは総重量が重たいほど加速がついて有利となるので、そりの重さは2人乗りで選手の体重を含めて最大390kg、女子は340kg、4人乗りは630kgという制限がされている。制限があるとはいえ400kgもの物体が時速140kmもの速度で疾走するのだから迫力満点だ。

ちなみに、ハンマー投げの室伏幸治選手も日本代表選考会でぶっちぎりの成績を出したが、ハンマー投げに集中したいとのことで出場を辞退している。

1位 リュージュ 最高時速150km

リュージュと聞いてすぐにピンと来た人は冬季オリンピックをちゃんと見ている人だろう。『リュージュ』とはフランス語で木ぞりのことで、そり遊びが発展してオリンピックの正式種目にまで上り詰めた。

ハンドルもブレーキもない強化プラスチック製のそりに仰向けに寝て、足首ではさんだそりの先端(クーへ)を操作しながら滑走の速さを競う。バンクーバーオリンピックコースで史上最速154km/hを記録した。

順位の精度を上げるため、滑走のタイムは1/1000秒まで計測される。その差は約3cmほどになる。

まとめ

このランキングを見て、1位~4位までは雪や氷で滑るだけではなく、重力を上手く使って高速道路並みのスピードを出していることが分かる。

5位のスピードスケートは平坦な氷の上で人力だけでここまでのスピードを出しているので健闘した方ではないだろうか。

どの競技も最高速度のまま壁に激突すればほぼ確実に死亡してしまうだろう。

あわせて読みたい記事

シェアする?
  • URLをコピーしました!
目次