世界のいまだに解明されていない不思議な現象・ものTOP10

現在の人類はほんの数十年前の人出は想像できないようなものを発明してきた。携帯電話やインターネットなど昔の人が見たら驚くものばかりだろう。

だが、これだけ科学が発展した現代でも解明できていない謎が世界中に存在している。

今回はそんな不思議なものたちを紹介していこう。

目次

10位 二重スリット実験

二重スリットというのは高校物理で習う波の性質を確認する為の実験だ。電子は粒子と波の性質を持っているので、波とよく似た現象を起こす。

この二重スリットに電子を飛ばすと干渉という現象が起こり、壁に何本もの干渉縞ができる。ただ、波の性質を持っているとはいえ、粒子であるので(非常に小さなボールのようなもの)どのようにして干渉縞ができるか観察しようとした。

観察してみると、干渉縞ができずに2本の線ができるだけになった。まるで電子が観察されるのを感じ取り、行動を変えたかのような現象が起こったのだ

これは『観測問題』と呼ばれ、いまだに解決の糸口が見つかっていない。

分かりやすい解説動画がYouTubeにあった見てみると理解できるはずだ。

 

9位 ウラル山脈のネジ


引用元:20000YearOld

1990年代にロシアのウラル山脈の東部を流れるナラダ川で奇妙な物が発見された。この辺りは金が採掘される鉱山で、そこで働く採掘者たちが正体不明の金属を次々に見つけた。その時に発掘されたのは非常に小さいバネやネジなどで、ほとんどが銅製のものだ。中にはタングステンやモリブデン製のものもあった

鉱山で金属が発見されるというのは普通のことなのだが、問題はそのサイズと発掘された地層である。最小のものは3ミクロン(0.003ミリ)ほどの大きさの金属片だった。なかには非常に精巧に作られた軸つきのネジのようなものまである。それだけ小さい部品を使うものといえば、マイクロマシンくらいしかない。

さらに、金属片が見つかったのは2万~31万8000年前の地層だ。この時代は更新世で現生人類はまだ誕生しておらず、ネアンデルタール人が生息していた時代だ。タングステンという金属は数千度の熱が無いと誘拐せず、初めて単離されたのは1700年代になってから。

もしかすると、オーバーテクノロジーを持った地球外生命体が地球に忘れ物をしたのかもしれない。

真実

なんと、この不思議なネジの正体は、現代の産業廃棄物だったということが判明した。このオーパーツが発見されたウラル山脈には、工場のゴミ捨て場があり金属ごみを埋めて処理していた。その後、工場が閉鎖され、時間がたった後に採掘者が見つけてしまったというのが真実のようだ。しかも、埋めていたところが石器時代の地層だったため、大騒ぎになってしまった。

 

ただ、ナノサイズのネジは現代の技術でも作成が難しく、なぜここに存在しているのかはわかっていないようだ

8位 テキサスハンマー

1934年にアメリカのテキサス州で不思議な物が見つかった。それは一見すれば錆びただけの金属製のハンマーだ。ただ、見つかった場所がハンマーが見つかるような場所ではなかった。このハンマーが見つかったのは4億5000万年前の地層。4億5000万年前と言えば、『オルドビス紀』と言われる時代で、この時代にはまだ哺乳類はおろか恐竜すら誕生しておらず、主に三葉虫が栄えた時代である。この時代に人類が存在しているはずがなく、論争を巻き起こしている。

1989年にハンマーの頭部分の金属が分析された。すると、鉄96.6%、塩素2.6%、硫黄0.74%、珪素0.06%という測定結果がでた。これくらいの鉄の純度であれば現在の技術を用いれば簡単に作ることができる。ただ、現在の科学では塩素を含んだ合金は作ることができない。つまり、4億5000万年前の地層から見つかったこのハンマーは現在のテクノロジーを超越しているのである。

※ちなみにこの柄の部分を放射性炭素年代測定で調査したデータはない。

7位 天狗の詫証文

天狗の詫証文は静岡県伊東市の『佛現寺(ぶつげんじ)』に保管されているいまだに謎が多い巻物だ。

今万治元年(1658年)の頃、天城山中の柏峠に天狗が出没し、往来の旅人を悩ませていた。豪力無双できこえた時の佛現寺住職日安上人は天狗を懲らしめるため単身柏峠に赴き、天狗の鼻を両手でつかんで捻りあげれば、天狗はたまらず一巻の巻物を置いて以後その姿を現すことはなかったという。そこで、天狗の書いて残した詫び状であろうということになり、佛現寺の什宝として今日まで伝えられることとなった。(引用元:佛現寺|wikipedia

このような経緯があるこの巻物はいまだに書かれている文字が一文字も解読されておらず、いたずら説が根強い。だが、178行2900文字にわたる長文を現存している文字と一切かぶらずに想像した字だけで書くことは非常に難しく、普通の人では書くことができないという。

しかも、この時代はまだ紙の値段が今の40倍ほどしていたので、庶民がいたずらのために大枚をはたく可能性も低い。

 

6位 プラナリア

プラナリアは、扁形動物門ウズムシ綱ウズムシ目ウズムシ亜目に属する動物の総称。見た目はナメクジだったり、血を吸うヒルに似ている。

この動物が謎に包まれているのは異常な再生能力だ。特にプラナリアの一種のナミウズムシは、前後に3つに切れば、頭部からは腹部以降が、尾部側からは頭部が、中央の断片からは前の切り口から頭部、後ろの切り口から尾部が再生される。もっと細かく輪切りにしても分裂することが確認されている。

プラナリアは家で飼うことができ、飼育キットも販売されているので実際に確認してみると物凄さが分かる。この能力が解明されれば事故や病気で体の一部分が無くなった人も治療ができるようになるはずだ。

人類の希望の星ともいえる生物だ。

 

5位 キノコの不思議

キノコ類は世界中で食べられている身近な食べ物だ。これだけ身近にありながら、実はいまだに解明されていない謎が多い生き物なのだ。

まず、ほとんどのキノコ類は実は栽培が成功していない。私たちが良く食べているキノコは数少ない成功した種なのだ。

さらに、キノコは音に反応しているとしか考えられない反応を示す。シイタケは栽培できた数少ない品種の一つだ。しいたけの菌糸を株着けした木の幹をハンマーで叩くという栽培方法がとられている。これは農家の人の経験則で、叩いた木とそっとして置いた木とでは、叩いた木の方が圧倒的にキノコの出が良くなるそうだ。これは菌糸に衝撃を与えるのが目的で、人工的に衝撃というストレスを加えることでキノコの出を促す、ということらしいが科学的には全く解明されていない。

これと同じような現象で、ただ雨が降った日と、雷が鳴る雨が降った日とでは、雷が鳴った雨の後の方がキノコがよく育つ事が観察されている。

キノコは植物では無く、菌類なので意思を持っているのかもしれない。

 

4位 ファフロッキーズ現象

ファフロツキーズとは空からあり得ないものが降ってくる現象全般を指す言葉。降ってくるものは魚やカエル、コインなど他にも色々な物が降ってきた記録がある。また、記録は世界中にあり、紀元前から現在まで色々な時代で起こっている。この現象の原因には3つの説があるがどれもあまり信憑性は無いようだ。

  1. 飛行機説
  2. 竜巻説
  3. 鳥類説

1.飛行機説は飛行機がばらまいたという説だが、飛行機が登場する前の記録もあるので否定されている。2.竜巻説は一番有力視されている。竜巻が湖や海上を通る時に水と一緒に生き物も吸い上げるという説だ。ただ、竜巻が発生する地域から離れた場所で起こったものや、数日間にわたって降り続けたものが説明でできない。3.鳥類説は鳥が加えていたものを落としたという説。大量に降ってきたきた記録が説明できない。

このように、どの説でも完ぺきに説明することができないので原因不明の七不思議のひとつに数えられている。

3位 ウェンディゴの悪魔

カナダ南部からアメリカ北端のインディアンたちに伝わる精霊の呼び名。神話上のウェンディゴは旅人に取りつき、囁くような声で話しかけてくる。ただ、実際に危害を加えることは無い。

この神話上の悪魔に取りつかれたとしか思えない病気がある。正式には『ウェンディゴ憑き』と呼ばれているこの症状がカナダからアメリカ北部にに住んでいるインディアンたちの間で見つかった。

主な症状は、最初は気分の落ち込みと食欲の低下が見られる。その後、ウィンディゴにとり憑かれたという思いが頭を占めるようになり、「このままではウィンディゴに変化してしまう」という強い恐怖と不安感と共に、次第に周りの人が食べ物に見えるようになり、猛烈に人肉が食べたくなる。病が進行すると、通常の食物を一切拒絶するようになり、会話や身だしなみなど生活に不可欠な能力を喪失する。最悪の場合は、部族から処刑される、若しくは、ウィンディゴに完全になる前に自殺してしまう事もある。身体的自覚症状は、体が内側から凍えるような感覚と、めまぐるしい気分の変化がある。
主な原因は、冬季の食料の乏しい時にはビタミンが不足しがちで、精神状態に変調が生じやすくなる等、栄養面での影響が考えられている。主な治療法としては、熊などの脂肪を飲む事が挙げられ、コップ一杯の脂肪で治る。動物脂肪には、ビタミンが多く含まれており、ビタミン不足を補足できるためと考えられる。(引用元:ウェンディゴ|wikipedia

原因は栄養不足による精神異常とされているが、世界中で栄養失調が起こっているにもかかわらず、ウェンディゴ憑きはこの地域でしか見られない。そのため、栄養失調だけではなく、地域の文化が原因の『文化依存症候群』に属する精神疾患と考えられている。だが、このウェンディゴ症候群は、旅行で訪れた人も発症した記録があるため、文化依存症候群と断定できていない。いまだに原因不明の現象とされている。

 

2位 聖ヨゼフの螺旋階段

アメリカのニューメキシコ州サンタフェ市内にある『ロレット礼拝堂』にあるらせん階段は、素人目に見ると何の変哲もない階段なのだが、建築について詳しい人が見るとあり得ない構造をしているそうだ。

このらせん階段は本来必要なはずの支柱が無いのだ。これが作られたのは1887年で、当時の技術では支柱が無いらせん階段は確実に作ることができない。さらに、この階段を作ったのはノコギリと金づちしか持っていない1人の老人で、1晩のうちに作ったそうだ。ただ作るだけならまだしも、画像にある通り聖歌隊が乗ってもびくともしない強度も備えている。

真実

現在の建築技術、建築資材ならば同様の構造で作ることはできるようだ。

 

1位 ムービングストーン

アメリカ・カリフォルニア州の『デスヴァレー国立公園』には大昔は湖があり、それが干上がってできた砂地がある。ここでは以前から不思議な現象が確認されている。

なんとここにある石は夜の間に移動するのだ朝にこの場所に行くと数メートルから長いものでは数十メートルにわたって、石が這ったような跡がついているということが何度も確認されている。この現象が発見された当初は人が動かしたとか、風で動いたと言われてあまり信用されていなかった。だが、中には10kg以上ある石が移動しており、専門家によれば「10kgの石が動くには風速200m以上必要。」とされている。また、人が動かしたとしたら足跡が残っていないという点が説明がつかない。

また、夜間にカメラを回していると石が動くことは無く、撮影を止めるとまた動き出す。これが原因で動いた跡は確認できるが、動く瞬間は今のところ確認されていない。

 

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