ゴールドラッシュに湧く北米の鉱山で働く多くの鉱夫の悩みのひとつは、作業中にズボン(パンツ)がすぐに掏り切れてしまうことだった。1870年、仕立て屋のヤコブ・デービスは、既に設立されていたリーバイス社のリーバイ・ストラウスから仕入れたキャンバス生地を用いて銅リベットでポケットの両端を補強した仕事用パンツを発売し、これが鉱夫らの好評を博した。ジーンズは最初、鉱夫らの作業着であった。
(引用元:ジーンズ|wikipedia)
作られた背景にこのような歴史があるジーンズ。
ということはちょっとやそっとでは破れないはず。ということで今回は有名ブランドのジーンズを横に引っ張った強さで順位づけしてみた。比較方法は、それぞれのブランドで売れ筋のジーンズを重機で横方向に引っ張ったときに敗れた負荷で比較した。
10位 BISON 1213 / 150kg
引用元:楽天市場
価格:8295円
日本屈指のジーンズ生産地である岡山県倉敷市児島に存在していた老舗ジーンズメーカー。
2009年に廃業しているため、現在は個人商店でしか入手不可能。
裾が広がっているブーツカットが人気だった。
9位 Wrangler 13MWZ / 190kg
引用元:Dracaena
価格:10500円
カウボーイやロデオライダー向けジーンズで有名なジーンズブランド。リーバイス・リーと並んで、アメリカの3大ジーンズブランドの一つでもある。
全米カウボーイ協会のオフィシャルジーンズにも採用されていて根強い人気がある。
8位 UNIQLO フィットジーンズ / 210kg
価格:2990円
日本を代表するコスパ最高のジーンズ。この値段で強度は210kgもある。
単位価格当たりの強度は最強。
ストレートやスキニーなど色々な形のものがあるので、外遊びに用に1着持っていて損はない。
7位 CIMARRON BUT171 / 215kg
引用元:ラクマ
価格:12390円
1978年にスペインのサエズメリノ社が創設したジーンズブランド。1990年代前半にはコットン・ストレッチデニムと後染め加工を組み合わせたカラーストレッチジーンズを販売し、女性向け向けストレッチジーンズの分野を開拓した。
フランスでコレクションを発表したことにより今はフランスのメーカーとして活動している。
6位 Lee ライダース101 / 230kg
価格:10500円
130年の歴史がある言わずと知れたジーンズブランド。元々は食品や雑貨の卸会社だったが、1911年からデニム衣料を作り始めた。
リーバイス・ラングラーと並んで3大ジーンズブランドと呼ばれている。
日本での販売はエドウィンに譲渡したため、製造販売はエドウィンが行っている。
5位 EDWIN 503 / 240kg
価格:8295円
日本の老舗ジーンズメーカー。
Leeの日本での製造販売を任されているので、アメリカで培われた長年の技術がある。
十数年前に俳優ブラッド・ピットがCMに起用されて一躍有名ブランドの仲間入りを果たした。
4位 SweerCamel SS-S777 / 245kg
引用元:ヤフオク
価格:14490円
タカヤ商事株式会社が展開するレディースジーンズブランド。1979年に誕生した日本初の女性専用のジーンズブランド。「フツウの女性がちょっとだけ素敵に見える、少しだけおしゃれに見えるジーンズを作ろう」をコンセプトに、こだわりのオリジナルジーンズを展開している。
(引用元:SweerCamel公式HP)
女性用ジーンズなのにこの強度を誇るSweerCamel。相当アクティブな女性を想定して作ってあるのか・・・?
3位 BOBSON CHO123 / 250kg
引用元:cotoba
価格:4095円
岡山県倉敷市にある国産ジーンズメーカー。
メーカー名の由来は「アメリカ人のボブが、損するくらい立派なジーンズを作る。」という意味がある。
実際に強度の高さを証明した上に、上位陣の中では値段も手頃。コストパフォーマンスは最強のジーンズだ。
2位 BIG-JOHN MK103 / 285kg
引用元:赤い音楽と青い服
価格:9450円
例にもれず、岡山県倉敷市児島に本社を置くジーンズ等を製造する初の国産ジーンズメーカー。
1940年に創業し、1958年からジーンズの輸入、受託販売を開始。その後自社でジーンズを開発、販売を行うようになった。
その技術力の高さに目を付けたラングラーなどから日本代理店のオファーを受けたが、自社製品に強いこだわりがあるためこれを拒否したという逸話もある。今回の実験でその技術を世界にアピールする結果となった。
1位 LeVI’S 501 / 300kg
引用元:リーバイス|wikipedia
価格:10290円
1853年に創業したアメリカのアパレルメーカー。正式名称はリーバイ・ストラウス(Levi Strauss & Co.)である。1800年代に起こったゴールドラッシュ時の労働者用に丈夫なズボンの開発を始める。最初は油絵を描くキャンバスを生地として使用していた。
1880年代にキャンバス地からデニム生地に変更し、現代ジーンズの原形を完成させた。
ロゴは2頭の馬が両方から引っ張っても破れない様子をあらわしており、強度が自慢のブランドであることが分かる。今回の実験でこのロゴが嘘ではなかったことを証明した。