知能が高い生物ランキング

私たち人類は知性の高い生物だが、他の生物がどのぐらいの知性を持ち合わせているのか気になった事はないだろうか?

もしかしたら「猿の惑星」みたいに他の生物に乗っ取られてしまうかもしれない!

目次

10位 タコ

タコの頭の良さを物語るエピソードはたくさんある。擬態したり、人間の隙をついて逃げ出したり。実はタコには5億個ものニューロンがあり(これは犬に近い。人間は1000億個)、それは脳ではなく腕に3分の2が集まっている。それらに通じる神経がポイントなのだ。
タコの腕は一貫性のある形で制御するのが難しくなっている。それ自体に自らの動きを制御する能力があって、同時にトップダウン式の命令も受け取ることができる、複雑な機構になっている。そうした複雑な制御を実現するために、大規模な神経系が必要になったためにに腕が脳のような役割りを持つようになったという。

 

9位 ネズミ

様々な実験に使われるネズミ、その賢さは科学的にも証明されている。
ネズミの知能を迷路に入れて測る実験では、かなり複雑な迷路の中に入れられても、ネズミはたった9回の試験で正しい道を見つけることができるという。これは優れた記憶力あっての結果だ。さらに驚くべきことに、視覚・聴覚・嗅覚・触覚を奪った状態で同じ実験をしても、ネズミは正しい出口を見つけることができたので、筋肉のカンを働かせて活動したと考えらる。

 

8位 カラス

カラスがゴミや人を見分けられる話は有名だが、実はカラスの賢さを証明する実験がある。1943年に元ケーニヒスベルク動物学研究所のケーラーが行った実験だ。蓋についている斑点の数がいろいろ異なる容器を用意し,そのどれかに食物を入れて,カラスにそこから餌を取り出させるように訓練した。そして,カラスが7まで数を数えることができることを証明したのだった。

7位 イヌ

犬は人間の3歳児程度の知能があるとよく言われている。イヌは人間が出す命令の98%を理解していると言われ、実際に犬は150~200前後の単語やジェスチャーを理解することができる。簡単な計算、人間がどんな感情を持っているのかなどを読み取ることもできる。犬の脳と人間の脳にはそこまでの違いはなく、人間は社会的な行動や理性を司る前頭葉が発達しているが、犬の場合は前頭葉の割合が少なく嗅覚や聴覚などの情報処理的な部位が発達している。

最も賢い犬種はボーダーコリー。この犬種は新しい命令を5秒以内に習得し、95%以上の割合でそれに従うことができるという

6位 ラッコ

ラッコは自分で餌を見つけ石などの道具を使いわることや、お気に入りの石などをからだのポケットに入れるなど、その生態はなかなかに賢い。また、味覚も発達しており、食べる貝は個体によ選り好みがあるそう。何で賢くなったのかは詳しくは分かっていない。

5位 ブタ

「ブタは遊び好きで賢い生き物である。また優れた長期記憶を持っていて、仲間のブタをうまくだます能力もある」と比較心理学の学術誌「International Journal of Comparative Psychology」に掲載されている。
神経学者でキンメラ動物愛護センター創設者のローリ・マリーノ氏と、アメリカジョージア州にあるエモリー大学のクリスティーナ・M・コルヴィン教授は論文で「これまでの研究から、ブタには複雑な認知能力があり、知能が高いとされる他の動物と多くの共通点があることが分かる」と述べている。実際に豚はパズルを解くなどその利口さは明らかだ。

4位 ヨウム

人間のことばを真似るのが得意な生き物で有名なヨウム。アメリカ、テキサス州ノックスビル・ズーロジカル・ガーデンズ動物園にいるコンゴのヨウム、アインシュタイン氏は、なんと調教師から投げかけられた言葉を瞬時に理解し、的確に反応したり言葉を返す。更には様々なモノマネまでできるという。
もともと声帯が人間に似ていることもあり、長く人間といることで言語を覚えるという。

3位 ゾウ

ゾウは、古代ギリシアの哲学者アリストテレスに「この獣は他のものたちの知性と理解力を超えている(The beast which passeth all others in wit and mind)」と言われたはど知性が高く、感情もあると言われている。ゾウの脳は5キロを超える大きさであり、人間やイルカと同じように非常に複雑な構造をもっており、学習が可能である。また仲間の死を悲しむこともできる。

2位 イルカ

イルカは全ての生物のうち体重当たりの脳の大きさが人間に次いで2番目に大きく、コミュニケーションを取りながら仲間と漁をするなど、裏付ける例はたくさんある。イルカは自分の子供たちに知識を教えることもでき、言語や動作に対する意味も理解する。仲間の死にも敏感で溺れかけた人を助けたという話もあり、感情移入ができると言われている。

1位 チンパンジー

人間とチンパンジーの遺伝情報は98パーセント以上同じである。またチンパンジーの瞬間記憶能力は非常に高いことが、京都大学霊長類研究所の実験で判明しており、画面に一瞬出た1から9までの数字をチンパンジーが記憶して、記憶にもとづいて1から小さい順に指定できるそうだ。

以上がランキングである。これからも動物の研究が進み、知能を生かした関わり方の幅が増えたら良いと思う。

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