女性なら毎日使っている化粧品。
今では膨大な数の化粧品が色々なメーカーから販売されている。
化粧品を選ぶ時に重要なのは成分であるのは当然だ。
そんな女性たちにある事実をお伝えしたい。知らない方が幸せなこともあるし、無理をして知りたくはない人はこの時点でページを閉じた方がいい。
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まだ読んでいるあなたはこの事実を知り、成分をしっかり見て化粧品を選んでほしい。”良薬口に苦し”と言われるように、いい化粧品にはグロテスクなものが入っているのかもしれない・・・。
10位 豚の胎盤
豚の胎盤と言ってもピンとこない女性が多いかもしれない。しかし、プラセンタ(placenta)と言えば「あ~なるほど。」となるはずだ。
プラセンタにはアミノ酸、ペプチド、核酸、ムコ多糖類、酵素、ミネラル、ビタミンなど様々な栄養素が含まれており、受精卵をその数億倍の大きさの胎児まで成長させるのに重要な役割を担っている。
プラセンタを使ってみるといいとされるのは以下の時。
- プチ更年期、更年期
- 生理痛がひどい
- シミをなくしたい
- アレルギーをよくしたい
- お肌に潤いがほしい
- 疲れている
- 女性らしさを保ちたい
- 母乳が出ない
金沢大学大学院の吉川智香子先生の研究ではプラセンタを飲むことで肌が若返るという結果が出ている。シワは20%縮み、皮脂の含有量は2.5倍以上になった。ただ、被験者が15人と少ないのが気になるところだ。
原料を聞いても飲んでみたい方は飲んでみよう!
9位 カタツムリの粘液
カタツムリが通った跡はヌルヌルする粘液が残る。これをお肌に塗ることで美肌効果があるということがお隣韓国で話題になり、日本にも上陸している。
カタツムリを使用したクリームの歴史は古く、古代ギリシャの有名な医師ヒポクラテスが皮膚のけがや炎症にカタツムリの殻を砕いたものを塗ったのが始まりと言われている。
確かにカタツムリクリームには『コンドロイチン』を主成分として有効成分が多く配合されているものが多いが、成分の分子量(大きさ)が大きく、肌から浸透するかは疑問視されている。浸透しなければただ肌に油を塗っているのと同じことだ。
この話を聞いても一度は自分で試したいという人は容量が少なめのタイプで試してみるといいだろう。
8位 牛の精液
巷でよく語られている都市伝説の一つに、「精液をお肌に塗ると奇麗になる」というものがある。
これはもしかしたら本当かもしれない。
なぜなら牛の精液を使った化粧品が実際にあるからだ。
しかし、実際はお肌に使われるものではなく、高級ヘアサロンで髪のケアに使われる。髪をドライヤーなどで乾かした際に、髪のたんぱく質も失われる。牛の精液にはアルギニンを主成分(80%)としたタンパク質が豊富に含まれているので乾かした後に髪に塗るとダメージを減らすことができる。
ただ、精液と聞けばやっぱりにおいが気になる。実際に使ってみた人の感想では、あの独特のにおいも無く髪に潤いが出たとのことだ。
「髪のケアに何使ってるの?」と聞かれたときに「牛の精液!」と元気に答えられる人は使ってみよう!
イギリス、ロンドンのナイツブリッジと言う場所にある美容室「Hari’s」でカテラの根と牛の精液をミックスしたトリートメントを販売している。お値段は55ポンド(約13000円)。
7位 クジラの腸の結石
クジラの結石と言ってもどのクジラでもいいというわけではない。世界一深く潜る哺乳類と言われているマッコウクジラの結石は『竜涎香(りゅうぜんこう)』と呼ばれ、香料として使われている。ちなみに竜涎香のお値段は、1g当たり2000円を超える。そのため、海に浮かぶ金塊と呼ばれ、これを探しに行くハンターまでいるほどだ。
これだけ高値で取引されているので、普通の化粧品に添加されていることは少ない。ちょっとお高めの香水の裏面を見て、「アンバーグリス」と書いてあれば竜涎香が入っている。
有名なブランドで言うと、↓の香水には竜涎香が入っている。どんな臭いか香水屋に行って嗅いでみよう。
6位 甲虫
甲虫と聞いてどんな虫を想像するだろうか。日本にいる虫ではカブトムシやクワガタがその仲間に入る。乾燥させてすりつぶしたカブトムシは、”深紅”を生み出すための素材として重宝されている。
もう赤と聞いてピンと来ているかもしれないが、口紅や毛染めの染料として使われる。
化粧品のラベルに「Carmine」と書いてあればこの色素が入っている。毛染めならまだ我慢できるが、口に塗るものにはちょっと・・・と言う人はCarmaineと書いていないものを選ぼう。
ちなみに、美術の時間に使っていた絵の具にもこの成分が入っていて、カーマインと呼んでいたものがそれだ。
5位 錆びた鉄
錆びた鉄(酸化鉄)は着色料として古くから用いられている。
2万年前のクロマニョン人によって描かれたとされる”ラスコー洞窟”や”アルテミラ洞窟”の壁画にはすでに赤色酸化鉄が使われていた。
現在でも変わらず化粧品に使われており、口紅、アイブロウ、アイライナー、ファンデーション、チークに添加されている。
ラベルを見て酸化鉄と書いてあればこの成分が使われている。金属アレルギーの人はこの成分が入っていないものにしよう。
4位 死んだ藻(も)
藻が化粧品に使われているというのはそこまで驚かないかもしれない。だが、死んだ藻と書くと途端に気持ち悪いものに聞こえてしまうから不思議だ。化粧品になる前に加工してあるんだから死んでないとおかしいのに。
”スクワレン”という成分が海藻から採れるので使われている。それまではサメから抽出していたので海藻を使うことでより効率化出来たようだ。
死んだ藻は泥のパックや歯磨き粉、消臭剤に使用されている。スクワレンと書いてあったら藻が使われているかもしれない。
3位 ニワトリの脊髄
ニワトリの脊髄と聞いて思い浮かぶものと言えば、水炊き。本当においしい水炊き屋さんに行っことがある人なら分かると思うが、あのスープは水じゃない。鳥の骨から染み出したコラーゲンがたっぷり入っている濃厚なスープだ。
このことからも分かる通り、鳥の脊髄にはコラーゲンが豊富に含まれている。そのため、保湿クリームやフェイスクリームに入っている。
このような特徴があるため、下記のような人にはお勧めはできないようだ。
- 無臭の化粧品を好む方
- 年齢肌が気にならない方
- 脂性肌の方
乾燥肌にはもってこいの成分なので、気になる人は使ってみよう。
2位 魚のうろこ
魚のうろこはキラキラ光って奇麗。これを化粧品に使うという素晴らしい発想をした人に拍手を送りたい。街中を歩いているときらびやかな化粧をした女性を多数見かけるが、みんなこの魚のうろこを顔に塗りたくっているのだ。
このキラキラの成分は『グアニン』という物質。これを抽出して化粧品に添加するのだ。
特に、タチウオは硬いうろこが無く、グアニンを多く含むので加工しやすいため、化粧品の原料に使われる。
食べても美味しくて、日用品にまで変化するタチウオさんに頭が上がらない。
1位 新生児の陰茎包皮
赤ちゃんの陰茎包皮(チ○コの皮)には多能性幹細胞が多く含まれている。
多能性幹細胞はまだ役割が決まっていない細胞のことで色々な細胞に変化することができる。2006年に話題になったiPS細胞と同じようなものだ。まだ役割が決まっていないため、顔の皮膚に移植すると顔の皮膚になる。しかも、赤ちゃんのものなので細胞分裂を活発に行う。
若返りが狙えるということなのだ。
しかし、残念なことに、基本的にやけどなどの外傷に用いられることがほとんどで、美容の分野で使われることは少ない。人道的な面からみれば当然なような気もする・・・。
まとめ
化粧品という自分の体に起きている間ずっと塗っているものでも知らないことが多かったのではないだろうか。
これからはブランド名だけではなく、成分にも注目して化粧品を選んでみるのもいいかもしれない。