「最近の若者は・・・」
自分が若い頃はこの言葉を言う大人が嫌いだった。自分は大したこと成し遂げてないくせに、何偉そうにしてんだ。
「最近の若者は・・・」だけは絶対に言いたくないと思っていた。
だが30代に突入すると、まずはアイドルの名前が分からなくなってくる。
次に分からなくなってくるのが、若者言葉だ。
話していると、意味が理解できない。
これではいけない。
自分が嫌いだった大人になってきている。
この事態を避けるべく、最近の若者言葉を勉強していきたいと思う。
今回は、30代が言われても「へ?」って顔になるものをランキング形式で紹介しよう。
10位 だいしてる
これは一発で分かる人も多いはずだ。
「大好き」と「愛してる」を組み合わせた造語だ。
一度は女の子に言われてみたい若者言葉だ。
9位 よいちょまる
「よいちょまる」という言葉には実は何の意味も無い。
ゴロがいいから使われているようだ。
主にテンションが上がった時に使われる。
取引先との商談が上手く行った時、「よいちょまる!」と叫んでみるのもいいだろう。
8位 フロリダ
もちろんあのフロリダではない。
これは説明を聞けば意外と理解できる。
「お風呂に入るから離脱するね。」
ツイッターとかラインとかのSNSで友達と連絡を取り合っている時に使われる。
若い女の子からこれが送られてきたら、変な妄想をしてしまいそうだ。
7位 あざまる水産
これは「あざまる」と「水産」を組み合わせた2019年にいい波乗ってる若者言葉だ。
まず、あざまるは「ありがとうございます」+「。(まる)」。
水産は特に意味はない。
居酒屋チェーンの「磯丸水産」をもじっている。
ゴロがいいのであざまる水産と言われているようだ。
注意してほしいのは、若者からあざまる水産と言われたからといって怒らないことだ。ありがとうございますに句点までつけて丁寧にお礼を言ってくれているのだから。
6位 了解道中膝栗毛
これもゴロがいいから使われている。主にラインやツイッターでの返信で使われているようだ。
歴史的な書物である『東海道中膝栗毛』(十返舎一九の滑稽本)をもじっている。最近の若者は歴史に造詣があるようだ。まさか十返舎一九も令和になって取り上げられるとは夢にも思っていなかっただろう。
5位 やばたにえん
やばたにえん。例のごとくゴロの良さからできた若者言葉。
お茶漬けが有名な「永谷園」をもじったものだ。
こんな話をしてたらお茶漬けが食べたくなってきてやばたにえん。
4位 たぴる
今流行っている飲みモノ?食べ物?を知っていれば想像はつく。これを知らなかったら想像もつかない言葉だ。
タピオカを飲む⇒タピオカをする⇒たぴる。
タピオカを飲むの略語。
間違ってはいけないのがタヒぬ。
死という感じの下部分に「タヒ」があるので死ぬの隠語。
間違って使わないように。
3位 あげみざわ
これは現代の若者言葉の中でも難解な部類に入るだろう。
まず、基礎知識として「○○み」という言い方を知らないといけない。単語に「み」を付けることで強調したり、動詞を形容詞っぽく使ったりできる。
例)分かりみが深い。(訳:とても分かる。)
これの省略形で、単に「わかりみ」と使ったりもする。昔から使われている言葉でエグ味(えぐみ)などがあるのでここまでは理解しやすい。
これのゴロを良くするために、「ざわ」を足した形だ。
あげみざわの場合、「テンションがめちゃくちゃ上がる」という意味になる。
むずみざわ。(難し過ぎてヤバい。)
2位 カントゥーヤ
カントゥーヤ!
何かの響きに似てないだろうか?
そう。乾杯だ。
・・・ちなみに私には全く似ている洋には聞こえない。
ただ、今乾杯の音頭はカントゥーヤが流行っているようだ。
1位 ヤバタクスゼイアン
映えある第一位はヤバゼクスゼイアン。
もういくら察しが悪くなったおじさんでもある程度の意味は予想できる。
ヤバいということだろう。ただ、「タクスゼイアン」がなんなのか分からない。調べてみた。
ゾルタクスゼイアン(英語: Zoltaxian)は、iOS向け秘書機能アプリケーションソフトウェアであるSiriに対し質問をした際に返ってくる答えの中に登場する語句。その意味は不明であるが、故に都市伝説として取り入れられる。『引用元:ゾルタクスゼイアン|ウィキペディア』
ヤバい+ゾルタクスゼイアンを組み合わせた造語のようだ。
私は今これを調べるまでゾルタクスゼイアンの存在を知らなかった。
若者の知識の量、情報網はかなりの進化を遂げているようだ。