ストーリーよりも戦闘シーンって人にお勧め!とにかくド派手な映画20選。

映画はストーリーを重視して観る派とド派手なアクションシーンでスッキリしたい派に分かれる。

私的には両方の視点で見ることができればもっと多くの面白い映画を発見することができると思う。だが、日本人はどちらかに属したがる。ストーリーか、映像か。

映画が酷評される場合に多いのがストーリーの陳腐さだ。いくらすごい技術のCGを使ってドキドキハラハラするど派手なアクションシーンを使ってあっても、ストーリーがだめなら自称映画通の方たちに批判を受ける。

映画を評価しているほとんどのサイトがストーリーから評価をしているという現状に風穴を開けるために私が一肌脱ごう。

映画通は嫌な顔をするかもしれないが、今回はアクションシーンが”ド派手”という選考基準のみでランキングを作ってみた。


目次

20位 インデペンデンスデイ

  • 製作:1996年,アメリカ
  • 監督:ローランド・エメリッヒ
  • 日本公開:1996年
  • 上映時間:145分
  • 原題:『Independence Day』

1996年公開のSF映画。1996年のCG技術でここまでド迫力の映画を作り上げたエメリッヒ監督には賞賛を送るしかない。ホワイトハウス爆発やニューヨークの街並みが破壊されるシーンはミニチュアをスローで撮影して再現されている。これは当時の技術ではCGよりもリアルに表現できていたからだ。

評論家の間ではストーリ―について酷評を受けた。中でも最後のウィルスミスがハッキングに成功し、無事宇宙人を倒すシーンには「Mac上で作ったコンピュータ・ウイルスをWindows上で書くことは非常に難しい。人間が作ったコンピューターによって、テレパシーで交信するエイリアンたちが作ったコンピューターに影響を与えるようなウイルスを首尾よく書き上げる見込みは限りなく小さい」と、とても専門的な意見も出ている。

幸いなことにエイリアンのコンピュータもApple社の製品によって行われていた?ようで、Macによるハッキングに成功し、エイリアンを退けることができた。

エイリアンを倒すこともできる。そう、Macならね。

19位 ノウイング

  • 製作:2009年,アメリカ
  • 監督:アレックス・プロヤス
  • 日本公開:2009年
  • 上映時間:121分
  • 原題:『Knowing』

ニコラス・ケイジが主演のサスペンス?SF?映画。飛行機が墜落するシーンや地下鉄での混乱がうまく映像で表現されている。圧巻はラストの地球が太陽フレアに巻き込まれて破壊されていくシーン。このド派手なCGは一見の価値ありだ。

ストーリー的には予知能力、母子家庭、ホラー、カルト、未知との遭遇などなど、使い古された感のある要素をたっぷりと詰め込んだものになっている。ニコラス・ケイジはMIT(マサチューセッツ工科大学)という噛みそうな大学の物理学者ジョンに扮する。息子が持ってきた数字だけが羅列された紙の謎に立ち向かうお話。数字を調べると妻が亡くなった火災の日付や犠牲者数にピタリと一致していて・・・という予知のお話。

18位 ダイハード4.0

  • 製作:2007年,アメリカ
  • 監督:レン・ワイズマン
  • 日本公開:2007年
  • 上映時間:129分
  • 原題:『Live Free or Die Hard』

『ダイ・ハードと言えばブルースウィリス、ブルースウィリスと言えばハゲ。』と言われるほど有名なアクション映画中のアクション映画。第1作目から公開当時の技術を結集してド派手に仕上げてやろうという監督の意気込みが伝わってくる作品だ。

このダイ・ハード4.0は公開当初からストーリーに関して酷評が多かった。それだけダイ・ハードファンが多く、みんな期待していたことがうかがえる。

私の意見を言わせてもらうと、ダイ・ハードにはストーリーよりも派手さを求めていて、ブルースウィリスが暴れまくってすっきりさせてくれればOK。
アクションの一つ一つを丁寧に撮影していることが伝わってくるアクション好きにはたまらない映画。

17位 X-MEN(フューチャー&パスト)

  • 製作:2014年,アメリカ
  • 監督:ブライアン・シンガー
  • 日本公開:2014年
  • 上映時間:129分
  • 原題:『X-Men: Days of Future Past』

特異な能力を持った人間『ミュータント』が大活躍する映画。さまざまな能力を持っているミュータントが出てきて、バトルに変化を持たせているのがいい。(ハンター×ハンターやワンピースなどの人気漫画もこのような手法を用いているので展開に空きが来ないのかもしれない。)

ストーリー的にはよくあるハリウッド映画のアクションものという感じ。今作はタイトルから分かる通り、1973年と2023年の二つの時間軸で戦闘が繰り広げられる。1973年に主役のヒーロー”ウルヴァリン”の魂を送るというとんでも設定。そんなことも気にならないほどのバトルシーンが見ものだ。炎をまとったり、氷を出したり、とんでもない再生力を持っていたり・・・。

何種類の能力が出てくるか数えてみるのも面白いかも。

16位 アイアンマン3

  • 製作:2014年,アメリカ
  • 監督:シェーン・ブラック
  • 日本公開:2013年
  • 上映時間:130分
  • 原題:『Iron Man 3』

マーベルヒーローズ映画の中でも主人公が超大金持ちの一般人という特殊な作品の第3作目。アークリアクターという装置を体内に埋め込んでいるが、元の体は一般的な男性と変わらないと推測。この莫大な資金力を使って最強のパワードスーツを来て『アイアンマン』となり悪者を倒していく。

このランキングに登場するだけあってアクションシーンはド派手の一言。特に、トニースターク邸を破壊するシーンには度肝を抜かれるはずだ。「ありえねえだろあれ!」「どうなってんだよ!」という声が続出するほどの迫力だ。

ストーリーとしては予告編でシリアスな雰囲気を出していたが、本編は至っていつも通りの派手な展開だった。一応アイアンマンシリーズの完結編とされているが故の演出だろうと思われる。アイアンマンシリーズはどれも派手なアクションシーンが見どころだが、3のアクションシーンがシリーズ中一番迫力があるのは間違いない。クライマックスでは、歴代アイアンマン・スーツが総登場して敵に特攻するのだが、アイアンマンファンなら必涙のシーンだ。

15位 スタートレック(イントゥダークネス)

  • 製作:2013年,アメリカ
  • 監督:J・J・エイブラムス
  • 日本公開:2013年
  • 上映時間:133分
  • 原題:『Star Trek Into Darkness』

この映画は誰が何を言おうと、終盤の巨大都市破壊シーンが最大の見どころだ。このシーンを見るためだけに借りてみるのもありだ。今作は前作よりもCGの頻度を抑えてセット撮影を多用している。これによって”作りもの感”がなくなって、よりリアルな描写になっている。

スタートレックシリーズ12作目ということもあり、登場人物同士の細かい設定や関係性は知っているていで話が進む。
今回のテーマは”愛”ということになっている。人類の弱点は愛だ、というのをひたすら最初から最後まで繰り返す。家族愛、恋人、それをさらに広げた民族愛。民族愛からことに及ぶテロリスト・・・。今回のランキングはストーリーよりも派手さなので細かいことは映画通の人の意見を読んでみよう。

14位 アメイジング・スパイダーマン2

  • 製作:2014年,アメリカ
  • 監督:J・J・エイブラムス
  • 日本公開:2014年
  • 上映時間:142分
  • 原題:『The Amazing Spider-Man 2』

大人気アメリカ漫画スパイダーマンを映画化した作品の5作目。4作目からアメイジングスパイダーマンとタイトルに若干の変更があった。

まさにアメコミ映画の王道中の王道という作品。アメイジングスパイダーマン1での戦闘シーンが物足りなかった人も熱くなれる戦闘シーンがふんだんに盛り込まれている。戦闘シーンだけを見れば歴代のスパイダーマン映画の中で一番尺が長く、CGなどの技術でド派手になっている。出来れば3D対応のテレビで見て欲しい。

撮影はデジタルではなく35mmフィルムで撮影することで背景や登場人物の質感が柔らかくなっている。

1作目から蜘蛛の糸でビルの間を飛び回るシーンがあったが、旧3部作と異なり、飛び回るシーンはスパイダーマンからの目線で作られている。まるで自分が飛んでいるような錯覚に陥ること間違いなしだ。(私が中学生の頃に自分がスパイダーマンでスポーツ万能、モテモテだという妄想をしていたことはここだけの秘密。)

13位 バトルシップ

  • 製作:2012年,アメリカ
  • 監督:ピーター・バーグ
  • 日本公開:2012年
  • 上映時間:131分
  • 原題:『Battleship』

基本的にエイリアンが地球に侵略してくる系の映画は地上か宇宙空間で戦闘するものがほとんどだが、この映画は違う。タイトルの通り戦艦が宇宙船と戦うのだ。

ストーリー重視派の方々が眉間にしわを寄せるようなストーリー。年に一度開催される残念な映画No.1を決めるゴールデンラズベリー賞で『最低作品賞、最低監督賞、最低脚本賞、最低助演男優賞、最低助演女優賞、最低スクリーンアンサンブル賞』の系6部門にノミネートされ、その中で最低助演女優賞を受賞した。

この映画にストーリーは関係ない。ド派手な戦闘シーン、アメリカ万歳かと思いきや日本の自衛隊も活躍するクールな内容。もう今は無い戦艦たちが活躍するのも見どころの一つだ。ありとあらゆる「男の子」のお約束シーンを全てこなしていく。特に、『お前と戦えてよかった』は男なら誰でも涙するシーンだ。

12位 アルマゲドン

  • 製作:1998年,アメリカ
  • 監督:マイケル・ベイ
  • 日本公開:1998年
  • 上映時間:150分
  • 原題:『Armageddon』

巨大隕石が地球に落ちるのを阻止する映画。隕石の大きさはテキサス州と同じ。これが落ちたら地球がとんでもないことになるでしょ!ということでロケットで隕石まで行って核爆弾で軌道を変えるという内容。

映画のメインは自分の命を犠牲にして宇宙に行った後のはずだが、派手好きから評価されるのは地上にいるパート。なんと、世界でも有数の高層都市上海と歴史ある街並みのパリが隕石により破壊される。この映像を見るためにアルマゲドンを見ているといっても過言ではないほどのインパクトがある。

内容的には同時期に公開されたディープインパクトにシナリオで勝ってるものの、映像の迫力では負けていると私は思っている。

11位 宇宙戦争

  • 製作:2005年,アメリカ
  • 監督:スティーヴン・スピルバーグ
  • 日本公開:2005年
  • 上映時間:116分
  • 原題:『War of the Worlds』

とにかく、冒頭の30分がめちゃくちゃド派手!簡単に内容を書くと、空が曇り、風が吹き、落雷が起こる。雷が落ちた地面がら巨大なロボット(トライポット)が出現し、人々を虐殺する。そのシーンの凄惨さはもの凄い。スピルバーグ監督が描く殺戮シーンの中でも頭一つ抜き出ている。公開当時中学生だった私も怖くて最後まで見ることができなかった。

 





10位 ディープインパクト

  • 製作:1998年,アメリカ
  • 監督:ミミ・レダー
  • 日本公開:1998年
  • 上映時間:120分
  • 原題:『Deep Impact』

天体観察が趣味の少年が彗星を発見。この彗星が地球に向かっていることに気づいた合衆国政府は『メサイア計画』という隕石破壊計画、人類避難計画を実行した。選ばれた宇宙飛行士が隕石の破壊に向かうと同時に、選ばれた人間のみが入居を許される『ノアの方舟』という地下居住施設を建設。その他の大半の人間を見捨てた。

隕石が衝突する。隕石を破壊しに行く。という設定が同じ年に公開されたアルマゲドンと全く同じという奇跡の作品なのだが、実はディープインパクトの方が先に公開されている。

街の破壊シーンなどの迫力はこちらの方がより被害が大きく、リアリティーがある。それもそのはず、高速道路のシーンでは2000人のエキストラ、1800台の車を実際に使って撮影されている。人間ドラマもアルマゲドンよりも汚い人間が多く、危機に直面した時の人間の本性を表現しようとしている。監督が女性だから着眼点が面白いのかもしれない。

しかも、ご都合主義で全員は助からないというラストもいい。

9位 マン・オブ・スティール

  • 製作:2013年,アメリカ
  • 監督:ザック・スナイダー
  • 日本公開:2013年
  • 上映時間:143分
  • 原題:『Man of Steel』

世界で最も有名なヒーロー『スーパーマン』のリメイク版。(ちなみに、スチールは鋼鉄、アイアンは鉄なのでアイアンマンよりも強い。)『弾よりも速く、力は機関車よりも強く、高いビルをひとっ飛び!』というキャッチコピーを最新の映像で表現するとこういうことになるのかと納得のバトルシーンが展開される。

ハリウッド映画のバトルシーンではマトリックス以降主流のスロー演出を使わずに超高速バトルが表現されているのがいい。(あのスロー演出には飽き飽きしている人も多いのでは?)例えるならドラゴンボールの戦闘シーン。これを実写化したようなバトルは是非見た方がいい映画だ。

予習無しですんなり入ってくるストーリーもあって見やすい作品だ。

8位 マトリックスレボリューションズ

  • 製作:2003年,アメリカ
  • 監督:アンディ・ウォシャウスキー、ラリー・ウォシャウスキー
  • 日本公開:2003年
  • 上映時間:129分
  • 原題:『The Matrix Revolutions』

この映画の見所はセンチネルとの戦闘シーン。一人でも絶望的なセンチネルを相手にとても激しい戦闘を繰り広げる。マトリックスシリーズは仮想現実の世界という設定があるので、登場する機械は現実には存在しないものばかり。これはどんな機械なのか想像するだけでもわくわくする。2作目のレボリューションズでは高速道路でのシーンなど、私たちが普段目にしていて想像がつきやすい場所を舞台に戦闘していたので、今回はまた違った迫力を楽しめる。

他に注目すべき点としては、『ミフネ』のカッコよさ。圧倒的な戦力のセンチネル相手に仁王立ちを決めるところなんかはこれぞ『男』という感じで惚れ惚れする。と同時に「自分は一生かかってもこの領域に達することができないんだろうなあ。」という嫉妬も感じるほど。

テーマ的には、「愛なんて、プログラムされた目的にすぎない」という言葉が物語っていると思う。その後にネオとトリニティの愛のシーンが流れるのは、皮肉なのかもしれない・・・。

7位 クローバーフィールド

  • 製作:2008年,アメリカ
  • 監督:マット・リーヴス
  • 日本公開:2008年
  • 上映時間:85分
  • 原題:『Cloverfield』

この映画の日本でのキャッチコピーは『その時、何が起きたのか?』

このキャッチコピー通り何が起きたのかはっきりとは分からない状態で物語は進行していく。普通の怪獣映画はそれを倒すヒーロー側、あるいは上空に視点があることが多いが、クローバーフィールドは逃げ惑う一般市民の視点で物語が進む。更に臨場感を出すために、全編手持ちカメラで撮影されているのだ。『遠くの大爆発より、近くの小爆発。』とはよく言ったもので、一般人目線では迫力が数倍に跳ね上がる。

ドキュメンタリー形式で撮影されているので自分が登場人物の一人になったかのように感情移入して見ることができる数少ない怪獣映画だ。『100人が死亡した事故』よりも、『隣人が1人亡くなった事故』の方がより実感が湧くという人間の本質をうまく利用した作品だ。

ちなみにこの映画は製作のJ・J・エイブラムスが日本に来た際に、ゴジラのフィギュアが数多く売られているのを見て「日本でゴジラはこんなに愛されているのか。」と感銘を受け製作に踏み切った。自分も好きだったゴジラの感動を今の若い世代にも味わってほしい。こんな思いが詰まった映画だ。

6位 パシフィックリム

  • 製作:2013年,アメリカ
  • 監督:ギレルモ・デル・トロ
  • 日本公開:2013年
  • 上映時間:132分
  • 原題:『Pacific Rim』

日本人が小さいころから刷り込まれてきた”ロボット”をそのまま表現したようなロボットが出てくる。登場するロボットを見て『マ○ンガーZ』や『鉄人28○』を思い出した人も多いはずだ。それもそのはず、敵の名前が『KAIJU(怪獣)』なのだ!ギレルモ・デル・トロ監督の日本アニメに対するリスペクトが伝わってくる。

戦闘シーンは昔ながらのロボットと怪獣のどつき合い!殴る、蹴る、締める、投げるの肉弾戦オンリーだ。さらに、必殺技はロケットパンチ!今時の子供たちはこんな戦闘シーンはあまり見たことが無いんではなかろうか。ここまで”日本人が考える正しいロボットバトル”を理解してくれている監督がいてくれて素直に嬉しかった。

迫力を出すために必須の爆発成分は少なめだが、ロボットと怪獣が巨大なのでこれが肉弾戦をするだけでかなりの迫力が出ている。

5位 GODZILLA(2014)

  • 製作:2014年,アメリカ
  • 監督:ギャレス・エドワーズ
  • 日本公開:2014年
  • 上映時間:123分
  • 原題:『Godzilla』

『おかえりなさい。ゴジラ。』

1998年にもハリウッドでリメイクされた「GODZILLA」だが、あまりにも日本人のゴジラ感からかけ離れておりがっかりしたゴジラファンが多かった。「あれってティラノサウルスじゃないの?」という言葉が日本中にこだました。

だが、今作はご安心。ゴジラの生みの親である日本の”東宝”の制作協力のもとに、日本のゴジラを見て育った元祖ゴジラの大ファンのギャレス・エドワーズ監督が作った映画だから、しっかりとあのゴジラになっている。これを見たら「そうそう。これこれ!」という声が出てしまうこと間違いなしだ。

続編が出ることも決定しており、次回作ではモスラとキングギドラが出てくるようだ。待ち遠しい!

4位 デイアフタートゥモロー

  • 製作:2004年,アメリカ
  • 監督:ローランド・エメリッヒ
  • 日本公開:2004年
  • 上映時間:124分
  • 原題:『The Day After Tomorrow』

この映画は一言で言うと、巨大都市が凍り、津波を起き、大量の雨で水没する。地球の怒りが爆発して、ありとあらゆる天災が起こるパニック映画。この映画が製作された2004年当時、かなりの大問題になっていたCO2大量排出に伴う地球温暖化により地球様がお怒りモードに突入する。

今から20年近く昔のCG技術でこれだけの映像を作ることができたエメリッヒ監督に惜しみない拍手を送りたい。ニューヨークが氷漬けになっているシーンは圧巻の一言!

 





いよいよベスト3の発表!!!

これまで紹介した映画たちも満を持してお勧めできる者たちばかりだが、派手さという一点においてベスト3の3作品にかなう映画はない。

是非見ていってくれ!

3位 2012

  • 製作:2009年,アメリカ
  • 監督:ローランド・エメリッヒ
  • 日本公開:2009年
  • 上映時間:158分
  • 原題:『2012』

ド派手映画好きの人たちにとっての神様のような存在、エメリッヒ監督。その彼がこの映画の撮影が終わった後に「わたしはもうディザスター映画はこれで終わりにする。」との言葉を残した。つまり、ド派手映画の神様エメリッヒ監督の集大成というわけだ。

彼の最後の派手映画ということで、今までの映画と気合の入り方が全く違う。200億円という莫大な予算を湯水のように使用して作った映像がものすごい。映画の製作事情を少しでも知っている人は「200億円と言っても俳優、女優の人件費が大半を占めるんだろ?」という当然の疑問を持つはずだ。だが、この映画はその凝り固まった頭をハンマーで殴って目を覚まさせてくれる。200億円の予算の大半を町の破壊シーンにつぎ込んでいるのだ!!!

このことからも分かる通り映像はこれまでに見たことがないほどの仕上がりになっている。ストーリーなんて二の次、そんなものは街を破壊するための口実に過ぎないのだ。アメリカとかハワイはもちろんロンドンもパリもローマも南米もロシアもイスタンブールも中国も破壊され尽す。特におススメのド派手なシーンはイエローストーン国立公園の火山が噴火する場面。

この彼の最後のディザスター映画『2012』の映像革命は伝説となって後世に語り継がれるだろう。

2位 アベンジャーズ

  • 製作:2012年,アメリカ
  • 監督:ジョス・ウェドン
  • 日本公開:2012年
  • 上映時間:143分
  • 原題:『Marvel’s The Avengers』

ヒーロー好きにとってこれ以上の作品があるだろうか。いや、無い。

『百聞は一見に如かず。』

映像のすごさを私が語っても1%も伝わらないので、実際に見てほしい。

シナリオやストーリーで何かを伝えたいのなら映画ではなく小説で十分。この映画は映像で全てを伝えてくれる。これこそが『映画の王道』

 

しかし、いくら何でも何の情報も書かないのはいただけないので、少し前情報を書いておく。

ストーリー、登場人物のキャラ、特殊能力などは知っている前提で話が進むのでできればマーベルヒーローが出てくる映画は見ておいた方がいいかもしれない。
全く何も知らなくても映像で十分楽しませてはくれるが、そこら辺の知識があれば楽しさは2倍増しになるぞ!

ちなみに・・・マーベルヒーローズの代表的なキャラはこいつらだ。どれもヒーローの名前が映画のタイトルになっているので探しやすいはずだ。

  • スパイダーマン
  • アイアンマン
  • ハルク
  • キャプテンアメリカ…etc.

 

1位 トランスフォーマー(ダークサイドムーン or ロストエイジ)

  • 製作:2007年,アメリカ
  • 監督:マイケル・ベイ
  • 日本公開:2007年
  • 上映時間:143分
  • 原題:『Transformersシリーズ全作映像がすごいので第一作目の情報

誰が何と言おうと『映像の派手さ』歴代1位はこの映画だ。2009年に公開された『アバター』の大ヒット以降、3D映画が山ほど制作された中、ようやく度肝を抜いてくれるレベルの3D映画が登場した。さらに凄いところが、ド派手な映像たちは可能な限り現地で実際に車などを破壊して撮影されているのだ!!!このこだわりのおかげでとてつもない臨場感の映像が作られた。

スピード感満点のカーチェイス。崩れ落ちる高層ビル。派手に爆発しまくる色んなモノ。普通の映画なら一つ二つの派手要素しか盛り込まれていないが、この映画は各所に散りばめられている。その中でも衝撃的なのが、クライマックスのパラシュート部隊の降下シーン。一見、CGかと思いきや、3D撮影用カメラを頭に装着したスカイダイバーが本当にビルから飛び降りて撮影したようだ。ここまでしてくれてありがとう。

ロボットの恐竜という有りそうで無かったカッコいい生き物?まで登場する。ぜひ見てみてくれ!!!

まとめ

どうだったかな?

今までにない『派手さ』という視点のみでランキングを作ったらこのような感じになった。

他の映画ランキングにはほとんど登場しない作品が多数あって我ながら面白いランキングに仕上がったと思う。

気になった作品があったら是非是非見てみよう!!!

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