実は商品名だった意外な言葉たちTOP15

私たちが普通に使っている言葉。

実は一般的名前ではなく、商品名のことを指していることもある。

今回はそれ商品名だったの!?となる言葉たちを紹介しよう。順位は使用している人口が多い順にした。

目次

15位 テトラポッド

一般名:消波ブロック

テトラポッドは『㈱不動テトラ』の登録商標。

歌手のaikoはこの権利関係でNHKでボーイフレンド(歌詞にテトラポット登ってという一節がある。)を歌うか審議が入ったという話がある。
結局は歌詞の中に登場するのはテトラポットで商品名はテトラポッドなので不問となった。

14位 QRコード

一般名:マトリックス型二次元コード

QRコードは1994年にデンソーの開発部門が開発したマトリックス型二次元コードである。現在はデンソーの子会社であるデンソーウェーブの登録商標となっている。

QRはQuick Responseに由来していて、高速読み取りができるように開発された。開発当初は工場や配送センターなどでの使用が考えられていたが、現在ではスマートフォンが普及したため一般人にもなじみ深い物となっている。

バーコードは横方向にしか情報を持たないのに対し、QRコードは縦横に情報を持つ。そのため、格納できる情報量が多く、数字だけでなく英字や漢字など多言語のデータも格納できる。ちなみに一般的な大きさのQRコードで7000文字以上の情報を持たせることができる。

13位 万歩計

一般名:歩数計

万歩計は山佐時計計器株式会社の登録商標。一般名は歩数計だが、私が会った人でこちらの名前で呼ぶ人はいない。

歩数計が初めて実用化されたのは1780年。スイスの時計職人アブラアン=ルイ・ペルレが発明した。

アイデア自体はなんとレオナルド・ダ・ヴィンチにまで遡る。ほんとにダヴィンチはすごい人だ。

12位 チャッカマン

一般名:点火棒

チャッカマンは東京に本社を置く大手ライターメーカー株式会社東海の登録商標である。

開発の経緯は1982年に当時社長だった新田富夫がアメリカ出張に行った際、招待されたバーベキューだったと発表されている。そこで安全に着火できる点火道具の必要性を感じ、帰国後開発に着手した。当時、点火棒は発明されていたが、高価だったため100円ライターの技術を応用して低価格化を目指した。

1983年にチャッカマンのファーストモデルとなる「GM-1」を「BBQ」という商品名で主にアメリカでのみで販売した。

11位 マジックテープ

一般名:面テープ

日本では株式会社クラレが『マジックテープ』の商標で1960年から製造・販売し、現在はその子会社であるクラレファスニング株式会社が製造・販売している。名前の由来は当時のテープは一度剥がしたら再利用はできなかったが、面テープは魔法のように何度も使えることからきている。

世界的に見れば面テープは、スイスのジョルジュ・デ・メストラル が1941年にアルプスを登山した時に、服や犬にくっついたゴボウの実をヒントにして、1948年に研究を開始した。1951年に特許出願し、1955年に認定された。

10位 エレクトーン

一般名:電子オルガン

エレクトーンはヤマハ株式会社が製造発売する電子オルガンの商品名であり、登録商標。

開発された当初は非常に大型で、当時の大卒初任給を大幅に上回る値段だった。そのため、安いことを売りにするのではなく、様々な音を奏でられることを売りにしていた。

その後、さまざまな改良が重ねられ、庶民でも購入できる値段になった。

9位 ドライアイス

一般名:個体二酸化炭素

固体二酸化炭素が最初に発見されたのは1835年のこと。フランスのアドリアン-ジャン-ピエール・ティロリエが実験中に偶然発見した。

それから100年近くたった1924年にアメリカのトーマス・スレートが販売する為に特許を申請し、最初の商業生産者となった。 1925年にはアメリカ合衆国のドライアイス社が『Dry ice』を商標登録した。

名前の由来は、溶けても濡れない氷ということ。固体の二酸化炭素は昇華するので溶けても気体しか発生しないため。

8位 オセロ

一般名:リバーシ

オセロはメガハウス(発売当時はツクダオリジナル)の登録商標である。そのため、このゲーム自体の名前を他者が使用する場合はリバーシと呼ばれることが多い。

オセロが発明したのは日本人で、1973年4月に長谷川五郎が考案したとされている。

名前の由来はシェイクスピアの戯曲『オセロ』で、「黒人の将軍・オセロと白人の妻・デズデモーナを中心に敵味方がめまぐるしく寝返る」というストーリーになぞらえた。

7位 タバスコ

一般名:辛味調味料

タバスコはアメリカのマキルヘニー社の登録商標。1865年に考案された。

名前の由来はメキシコ・タバスコ州原産のトウガラシ『チレ・タバスコ』を使用しているため。

6位 ホッチキス

一般名:ステープラー

日本でステープラーが『ホッチキス』と呼ばれ始めたのは、1903年に伊藤喜商店がアメリカより初めて輸入したステープラーが、E.H.ホッチキス社の『Hotchkiss No.1』というモデルであったため。ちなみに、ホッチキス社はステープラーからヒントを得てマシンガンを開発した。

ステープラーはあまり一般的に使われていないが、意味としては紙に「コ」の字形の針『ステープル: Staple』を刺すことからきている。

2018年現在、文房具分野での「ホッチキス」、「ホチキス」という商標は取得されていない。

5位 タッパー

一般名:プラスチック容器入れ

タッパーウェアは、アメリカのタッパーウェア社のことであり、この会社が製品化しているプラスチック容器のこと商品名でもある。

そのため、100均などで販売されているプラスチック容器は厳密にはタッパーではない。

タッパーウェア社は自社製品の密閉度の高さに誇りをもっていて、1980年代後半には日本で『タッパーと呼べるのはタッパーウェアだけ』というメッセージを添えたテレビCMを流していた。

4位 ウォッシュレット

一般名:温水洗浄便座

ウォシュレットは、TOTOが販売する温水洗浄便座の商品名であり、圧倒的なシェアを誇っているのでこの名前が浸透している。

いまさら呼び方を変えろと言われても変えられない。これからも洗浄をよろしくお願いします。

3位 エスカレーター

一般名:階段式昇降機

エスカレーターという言葉は元々、アメリカの企業オーチス・エレベーター社の登録商標で商品名である。しかし、当時この階段式昇降機を表す言葉が他に無かったため商品名のエスカレーターが使用されるようになった。オーチス・エレベーター社は既に商標権を放棄しているので、使用しても問題は無い。

ちなみに、日本でも普通に使われている動詞のエスカレートは1922年に登場した新しい言葉で”エスカレーターを使って上に登る”という意味だった。そこから”徐々に増大または発展する、特に局地戦から核戦争に発展すること”という意味が付加された。

2位 シャープペンシル

一般名:メカニカルペンシル

1830年代にアメリカ人によって考案されました。英語では、メカニカル・ペンシルと呼ばれています。芯を繰り出す機械じかけの鉛筆という意味です。アメリカで発売された第1号の商品名は「エバーシャープ」(いつもとがっている)というものでした。
国産第1号は大正時代初期に誕生、考案者は後の家電メーカー「シャープ」の創設者である故早川徳次(はやかわ・とくじ)氏で、「エバー・レディー・シャープペンシル」という商品名をつけてヒットさせました。これが「シャープペンシル」と呼ぶようになった由来です。(引用元:ユニ三菱ペンシル

ただ、シャープペンシルは1790年に沈没した船からも見つかっており、本当はもっと昔に開発されていたようだ。これからはカッコよくメカニカルペンシルと呼ぶようにしよう。

1位 写メール

一般名:メールを利用した画像送受信サービス

写メールは現ソフトバンク(開始当時はJ-フォン)のメールにおける画像送受信サービスの名称である。

元々J-PHONEのロングメールというサービスでは画像の添付が可能だった。これを応用してカメラ付き携帯電話で撮影した写真をメールに添付出来るようにしたサービスが写真付きメールである。

だが、発表された当初は使い方が分かりづらく不評だった。2001年夏季キャンペーンより「写真付き写メール」という名称を付けたところ大ヒットとなった。

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