明日使える科学的な雑学集

日常会話で話題がなくて困るという状況を経験したことがある人は多いはずだ。

そんな人の為に今回は明日使える科学的な雑学を集めてみた。是非使ってみて欲しい。
注)科学に興味がない女子に使うとドン引きされること間違いないので、人を選んで使うこと。


目次

う○この半分はう○こじゃない

君は毎日う○こが出ているだろうか?出ていない人は食物繊維をとった方がいい。

実はう○こは食べ物の残りかすだけで出来ているわけではない。『大腸菌の死骸』や『腸の粘膜』がはがれおちたものが約半分を占めているのだ。そのため、断食をしていてもう○こは毎日出るのだ。

腸の表面全てに粘膜細胞が存在しており、毎日古いものが剥がれ、新しい細胞と入れ替わっている。皮膚で考えれば分かりやすい。毎日垢が出てくるのと同じだ。

腸をきちんと広げるとテニスコート一面分もの広さがあるというのは有名だ。この広さから少量ずつ細胞がはがれおちるとあれだけの量になるのだ。

便秘の人は老廃物を体の中にずっと残しているということをもっと自覚したほうがいいかもしれない。

ガラスは液体である

ガラスは落としたりすると割れるし硬いので固体であると思っているのではないだろうか?実はガラスは固体ではなく液体だ。※正確に言うと液体ではなく『非晶体』だが、分かりやすく液体と呼ぶ。

ガラスが液体と言われてもピンと来ないかもしれないが、非常に古いステンドグラスを見てみると分かりやすい。液体のように下に垂れているはずだ。

鉄などの金属を溶かすとドロドロの液体になるが、ガラスはほとんど流れないくらいドロドロの液体の状態なのだ。流れるどころか固体に見えるくらいドロドロ?カチカチ?の状態だ。

だからと言って硬いことには変わらないので気をつけて取り扱おう。

人間が壁にぶつかり続けるとすり抜ける可能性がある

これは量子力学の分野で、発見された理論だ。この理論は『トンネル効果』と呼ばれている。

とても小さな粒子を観測していると、非常に小さい確率ではあるが、粒子が壁の向こう側にすり抜けていることがあるというものだ。観測結果をもとにされているので確実に起こる現象であると言える。

人間も細かく分けていくと、小さな粒子の集合体でしかないため、トンネル効果が起こる可能性は0ではない。ただし、ひとつの粒子でさえも壁をすり抜ける確率は極めて小さいため、人間サイズの物体を構成している粒子全てが同時にすり抜ける確率はほぼ0であると言ってもいい。

電子は人から見られると動きが変わる

有名な物理実験で『2重スリット実験』というものがある。高校で物理学を専攻した人なら聞いたことがあるはずだ。

ここでは物理を専攻していない人のために簡単に説明する。2本のスリット(隙間)が空いている板を使って”波”の性質を確認するための実験だ。2本のスリットを通った粒子(ボールのようなもの)は2本の線を作る。しかし、波の場合は回折・干渉が起こり何本も線が浮かび上がるという結果が得られる。

小さな粒子である電子で実験を行ったところ、粒子なのに何本も線ができた。何度やっても同じ結果が得られるので電子は波の性質をもった粒子であると断定された。そこで電子がどのようにして干渉を起こしているのかを観測しようとカメラを設置すると、2本の線しかできなくなってしまった。

これは『観測者効果』と呼ばれる現象で、未だに原因が解明されていない。

 

 冷蔵庫を開けっぱなしにしていていも部屋は涼しくならない

冷蔵庫を開けっぱなしにしたら部屋が涼しくなると思っていいないだろうか。答えは涼しくならないというのが正解だ。

エネルギーは無くなったり、いきなり出てきたりということは起こらないし、全体の量も変化しない。これを『エネルギー保存の法則』と呼ぶ。中学校の理科で習う内容だが、もう忘れている人が多いのではないだろうか。””も熱エネルギーと呼ばれることから分かるようにエネルギーの一種だ。なので基本的にいきなりできたり、いきなり無くなったりはしない。

熱は何かに伝わることで、移動していく。しかし、全体の量は変わらない。冷蔵庫の場合、内部の熱を外の空気(部屋の空気)に伝えることで内部を冷やしている。部屋の空気は熱エネルギーをもらい温まるということだ。

内部の下がる温度と部屋の空気が上がる温度は等しくなるため、開けっ放しにしていても部屋は涼しくならない。逆に、電気を消費しているので部屋の温度は上がってしまう。※電気エネルギーが熱エネルギーに変化している。

 

※ちなみに、エアコンの場合は室外機から外に熱を逃がしているので部屋の中は涼しくなる。

 

 

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